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2012-04-22

「Hotel」~密着!新人ホテルマン24時~

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(2007/03/02)
フランツィスカ・ヴァイス、ビルギッド・ミニッヒマール 他

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<あらすじ>
本当に、なに一つ起こらないのだという事を心に良く銘記していただきたい。


<感想>
はい!って事で、今回は2004年の“何も起こらない系”サスペンス映画「Hotel(Hotel)」です。

シドイ!シド過ぎる!!何をどう間違えればこんな映画が出来上がってしまうのか!?

この作品には、ヨーロッパ特有の暗さもあるし役者の演技も決して悪くない。

ストーリーだって、ありきたりではあるものの、決して悪い題材で無い。

雰囲気も良く、思わせぶりな演出もその後の展開を煽る良いアクセントだ。


それじゃ何が酷いかって?よくぞ聞いて下さいました。

この作品の凄まじさは、広げた大風呂敷を全く畳まないところにあるのです。

もう少し詳しく言えば、張った伏線を一つも回収しないまま終わるのであります。

これは「ぼかした表現」とか「謎を残したまま」といったレベルを遥かに超えてしまっています。

分かりやすく言わせてもらえば、この映画は「90分映画の40分部分でエンドロール」が流れてしまうような
ある種の酩酊感を与えてくれます。

「あれ??夢でも見てたのかな?」←残念ながら現実です。


それでは、上映終了までごゆるりと…。(今回は分かりやすくなっております)


・イレーネは、鬱蒼とした森を望むホテル「ヴァルトハウス」へ住み込みホテルマンとしてやって来る。


・この森には“森の女”という魔女伝説が残っている。伏線①
ホテル1


・イレーネの前任者であるエーファという女性は突如として失踪している。伏線②
ホテル2


・割り当てられた住み込み用の部屋の引き出しから、エーファのメガネを見つける伏線③
ホテル8


・何かを隠しているらしい死んだ魚のような目をしたスタッフ達。伏線④
ホテル3


・慣れない仕事ながらも、故郷にいる両親に心配を掛けぬように必死で仕事をこなしていくイレーネ。伏線⑤
ホテル4


・同僚にネックレスを貸して欲しいと頼まれるが、お守りだと言って断る。伏線⑥
ホテル5


・仕事終わりに同僚と行ったクラブで、デザイナーを夢見るエリックという男と互いに惹かれあう。


・いつの間にか付き合っていたエリックと一緒に、森の中にある“悪魔の洞窟”へと入る。


・そのデートの帰りに、警察と思われる男達が、近くの池を捜索している。伏線⑦
ホテル6


・部屋の中で変な匂いがすると管理人に訴えるイレーネ。伏線⑧
ホテル7


・その夜、プールを使用したイレーネは、外していたネックレスが無くなっている事に気付く。


・森の中に落ちていたというネックレスが戻ってくる。


・地下室の点検時に開けていたはずの扉が閉まっている。伏線⑨
ホテル9


・クラブでのデート帰りに、エリックを自分の部屋に連れ込む。


・エッチ後に、エリックが照明スイッチと間違え、非常警報ボタンを押してしまい、責任問題になる。


・対応した管理人夫人への謝罪の際に、エーファの事を聞くと、部屋から出て行けと凄まれる。伏線⑩
ホテル10


・森の中で、恐ろしいものを見る(という描写がある)伏線⑪
ホテル11


・上司にしばらく休暇が欲しいと相談するが、良い返事を貰えない。


・同僚から、警察が池で何かを見つけたらしいと聞かされる。伏線⑫
ホテル12


・管理人夫人が、やって来た刑事にエーファ失踪の手がかりを掴んだと伝えられている場面を目撃する。伏線⑬
ホテル13


・一人で、再び“悪魔の洞窟”へと入ってみる。伏線⑭
ホテル14


・実家に帰るため、同僚に嘘を付き、週末のシフトを交代してもらう。


・交代した見返りにお守りのネックレスを貸すことになる。伏線⑮
ホテル15


・その夜、仕事の息抜きに外へ出たイレーネは、出て来たはずの扉に鍵がかかっている事に気付く。伏線⑯
ホテル16


・何者かに導かれるように、背後の暗い森へと足を踏み入れる。


・立て続けに、2回エレーネの悲鳴が響き渡る。


・エンドロール






































えっ?(゚∀゚)

ええっ!?(゚∀゚)

終わっちゃったYO!!


魔女の件とかエーファの件とか部屋の変な匂いとか勝手に閉まってるドアとかネックレスの由来とか…
みんな、み~んな、関係ないのであります。

故に見ているこっちは、半端じゃない“おいてけぼり感”を味わうことが出来ます。まさに夢を見た気分です。


※少しだけ、補足として…
 
 伏線④について
 管理人のリービッヒ夫人は、自らを罪人として熱心にマリア様への祈りを捧げている。
 伏線⑩・⑬と合わせて、彼女がエーファ失踪に関与している事。エーファと同僚以上の関係であった事は読み取れます。
 
 伏線⑤について
 イレーネは、2度ほど家族に電話をしている描写がありますが、その度に父親は不在のようです。
 その表現に何かの意味を汲み取る必要は…特に無かったようです。(いや、2度目は近くに居たのかも知れない…)

 伏線⑥について
 同僚は、事あるごとにネックレスを求めてくる。
 もし、悪魔崇拝や黒魔術が関係しているなら、そのネックレスを媒体としているのでしょうが…。それも謎です。
 

※映像や主人公を取り巻く陰湿な雰囲気は確かに良く表現されています。
  しかし、やはり作品としては駄作だと言わざるを得ないのは仕方ないのである。

※ところが、この作品の監督は「ルルドの泉で」の成功も記憶に新しい女流監督ジェシカ・ハウスナーなのです。
  長編デビュー作の「ラブリー・リタ」も評価を受けているようで、才能ある監督として世界で認められています。
  実はこの作品は「誰も知らない」の柳楽優弥くんが男優賞を受賞した事でも話題になった
  第57回のカンヌ国際映画祭「ある視点部門」に出品されています。
  つまり、単純な怖さでは無い“何か”を追求した映画なのですが、館長にはそれが全く見えてきません。
  
 考えられる可能性は5つ。
 
 ①監督が、その場の感性で撮ってしまった映像のため、ストーリーや恐怖など関係無しのまさに自己満足映画。
 ②監督は、イレーヌの感じる正体不明の恐怖を演出し、文字通りイレーヌの「ある視点」の表現に成功していた。
 ③監督が表現した恐怖は、ホラーファンにとって実は全く怖いものでは無かった。(普通の人には分かりません)
 ④館長が見たDVDは、大事な部分が全てカットされているヴァージョンである。
 ⑤館長の感性が世界水準とかけ離れている。

館長としては①と②と③と⑤の合わせ技ではないかと睨んでいます。


怖さ:☆☆☆☆☆

カナシミ;★★★★★

監督の異常なオチセンス;★★★★★
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2012-02-10

4匹の蝿~その×××××どこで買ったの?えっ?作ったの!?あ、そうですか…~

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マイケル・ブランドン、ミムジー・ファーマー 他

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<一言あらすじ>

被害者が死の間際に見たものは4匹の蠅…。


<アルジェント監督への感想>

はい!って事で、今回は1971年の“理解不能系”「4匹の蠅(FOUR FLIES ON GREY VELVET)」です。

さて、アルジェント監督ですよっ!アルジェント監督!!
ホラー映画を語る上で、欠かすことの出来ない巨匠ですね。
サスペリア」のヒットもあり、ホラーばっかり撮ってる割には一般にも知名度の高い監督さんでしょう。

この作品は、アルジェント監督作品の中で唯一ソフト化されていなかった(大人の事情で)為に
2010年の発売時には、ごく一部のホラーマニア達が狂喜乱舞したとか、しないとか…。

例に漏れず、私もこれが初見なので詳しい解説は優秀な映画ブロガーさんの記事を参考にしてくださいな。

4匹の蠅」はアルジェント監督の監督作品としては3作目にあたり、彼の長いキャリアを見れば最初期の作品となりますが
当時からのズバ抜けた才能を示すかのように、この作品でも3作目の監督とは思えない映像を見せてくれます。

彼の作品は、支離滅裂で意味不明と語られる事が多いですが、その評価は妥当且つ的確なもので
彼自身、ストーリー構成、その他物語の根幹を成す一切の部分に重きを置いていないので、この辺りは確信犯と言ったところ。

彼の作品は、明らかに脳で理解するモノではなく、感覚に直接訴えかけるモノであります。

この感覚は言葉で説明する事が難しいので、気になる方は見ていただくしか無いのが残念なところですが…。

つまり、一言で言ってしまえば、彼は映像によって観る者を“酔わせる”ことが非常に上手いのです。

そしてそれは、陽気な気分を味わう“酔い”ではなく、吐き気と眩暈を伴う強烈な“酔い”であります。

また、アルジェント監督といえばゴブリンのイメージが強いですが、本作は名匠エンニオ・モリコーネが手掛けています。
本作において、彼の音楽がアルジェント監督の創りだす“酔い”を加速させているのは言うまでもありません。

また、本作のラストである衝突事故のシーンは、美しい音楽と共に超スロー映像で表現されており
見ようによっては、興醒めすることこの上なしですが、そうはならないのが彼の腕によるものである事は間違い無いでしょう。

このシーンを観るだけでも、十分に価値がある作品です。


それでは、上映終了までごゆるりと…。


人気があるのか無いのか良く分からないドラマーのロベルトは、数日前から不審な男に付きまとわれており、
バンド活動でのストレスも手伝って、ある日男を追い詰めた挙句にナイフで刺し殺してしまいます。

4匹の蠅1
↑あら、いいオトコ☆


しかし、この殺人は何者かに仕組まれたモノで、殺害現場を写真に撮られてしまったから、さぁ大変!

4匹の蠅2
↑ライトも点けて準備万端


殺した男の身分証明書は自宅に送り届けられるわ、ホームパーティーの最中にLPの間から
殺害の証拠写真を発見してしまうわで、もう散々な目に…。
おまけに、パーティーで聞かされたサウジアラビアでの処刑風景を夢にまで見る始末です。

4匹の蠅3
↑ロベルト、最後までこの夢を見続けてます。


悪夢にうなされ目が覚めたロベルトは、誰かの気配を感じベッドを抜け出すと、忍び込んでいた犯人の
仕掛けたトリックに捕まり、首を絞められてしまいます。
寸でのところで難を逃れたロベルトですが、物音に驚き現れた妻のニーナは彼の不審な行動を問い詰めます。

4匹の蠅4
↑あっさり白状するロベルトさん


4匹の蠅5
↑こっそり盗み聞きするメイドのアメリアさん


流石に警察へは相談できないロベルトですが、自分一人じゃ手に余るという事で、地元で“神様”の異名を持つ
ディオメーデさんへご相談に…。

4匹の蠅6
↑生活スタイルは限りなくホームレスロハス


神様は、本気かどうか分からないアドバイスをした上で、隣人の“教授”を自宅の身辺警護にあたらせると
首尾よく段取りを済ませます。(教授の日給800リラはロベルト持ち…)

4匹の蠅7
↑絶対ダメだろ、この人…。


しかし、神様に相談したくらいでは安心できないロベルトは自宅に近づくもの全てを傷つける始末です。

4匹の蠅8
↑首を絞められ、木の棒で殴られる郵便配達人 (当然の如く無関係…)


一方、独自の手掛かりにより真犯人をあっさり特定したメイドのアメリアさんは真犯人を脅迫。(つまり金です)
犯人との取引の為に公園へと向かったアメリアですが、閉園時間を過ぎても犯人は現れません。

薄気味悪く静まり返った夜の公園をうろついているアメリアの耳に自分の名前を呼ぶ声が…。

4匹の蠅9
↑嫌だなぁ~!怖いなぁ~!


4匹の蠅10
↑もちろん犯人に始末されます。


犯人の行動はアメリア殺害に止まらず、飼い猫までも誘拐されてしまいます。
このままではロベルトが殺されると感じたニーナは、警察へ相談するか、この土地を離れるかと彼を問い詰めますが
警察に捕まれば15年間ムショ行きだと、ロベルトはこれを拒否。

4匹の蠅11
↑事件を告白するときは、周りに気をつけた方が良いと思う…。


一方、自宅警護を行っていた教授は昨晩、小さな布を抱えた不審な男を見かけたと言いますが
あっさり殴られ気を失っている隙に逃げられてしまっています。

4匹の蠅12
↑日給800リラの役立たず


ロベルトが殺したはずの男は生きていた…。

真犯人の協力者として、ロベルトの手によって死んだフリや、猫の誘拐などを行っていましたが
流石に猫の件や真犯人がメイドを殺した事に嫌気が差したらしく、この事件から降りると犯人に伝えます。

4匹の蠅13
↑アンタも大概まともじゃ無いが…


4匹の蠅14
↑もちろん犯人に始末されます。


そんな犯人達の裏事情など知る由も無いロベルトは、神様から紹介された私立探偵のアロージオさんを尋ねます。

4匹の蠅15
↑謎のゲイ設定


変わり者程度で済めば問題の無いところですが、3年間で解決した事件が一つも無いというアロージオさん。
謎の統計学により、次こそは何もせずとも解決出来るに決まっているとヤケに余裕の表情です。

4匹の蠅16

4匹の蠅17

4匹の蠅18
↑探偵辞めちまえよっ!


アメリアの事件の説明を受ける為に警察へと向かう事になったアメリアですが、度重なる不吉な事件に
しばらく家には戻らないとロベルトに別れを告げ、去っていきます。

自宅には、叶わぬと恋と知りながらも彼を愛している“いとこ”のダリアが居座っており
全てニーナから聞いたと言って、彼を慰めようと必死です。(ニーナからというかロベルトが告白した時、居ましたからね…)

4匹の蠅20
↑実は、ロベルトの方からからエッチなイタズラをしている…


ロベルトがダリアとチチクリあっている頃、真面目に調査に取り組んでいたアロージオさんは
とある精神病院で、真犯人に繋がる重大な証拠を掴んだようです。

4匹の蠅21
↑真犯人は精神病院に縁があるようです。


しかし、その帰り道…。
不審な人物を見かけた事により、操られるように尾行を始めるアロージオさんですが
それこそが、真犯人の仕掛けた罠であり、巧みにトイレに誘い込まれると毒物を注射され殺されてしまいます。

4匹の蠅22
↑それは解決出来たと言わないのでは…


さて、ニーナが出て行ったあと、ロベルトとの甘い生活を楽しんでいたダリアですが
彼がスタジオに篭っているため、今日は一人でお留守番。なんだかとっても心細そうです。

ロベルトを中心に纏わり付く禍々しい空気に不安を感じたダリアは彼に連絡を取りますが
レコーディング中のため、取り繋いでもらえません。

やがて、音も無く忍び寄る侵入者の影を感じた彼女は、クローゼットに身を隠し
やり過ごそうと企てますが、そこは犯人が一枚上手。油断して出てきたダリアを瞬殺します。

4匹の蠅23
↑こういうの好きだなぁ~…


死体を前にショックを隠しきれないダリアの両親とニーナは警察の相手をする事が出来ず
ロベルトが警察からの“ある要請”を受け入れることに…。

4匹の蠅24
↑ダリアの最後に見たものを知りたいらしい。


死後間もない眼球にレーザーを照射する事によって網膜に焼きついた被害者の最後に見た景色を
知ることが出来ると嘯く警察。

4匹の蠅25
↑えっ!?(・∀・)こんな感じっ!?


4匹の蠅26
↑で、最後に見たのは4匹の蠅らしい。


ダリアは死ぬわ、アロージオは死ぬわで、もう散々のロベルトは神様の協力も拒み
一人で未だ正体の分からぬ犯人との戦いに挑みます。

暗い部屋で拳銃を片手に息を殺し、訪れるはずの犯人を待ち続けるロベルト。そこへ、忍び寄る黒い影…。
影が部屋に入り込むと同時に、銃を向けた彼の前に現れたのは妻のニーナでした。

4匹の蠅28
↑当然の疑問


姿の見えない犯人に追い詰められ、神経をすり減らしているロベルトの姿を見たニーナは
自分が彼の下を離れたことを悔やみ「私ここに居る宣言」をしますが、彼女を巻き込みたくないロベルトに追い返されます。

出口での押し問答の際、大きく身体を捩ったニーナの胸に揺れる一つの影…。

4匹の蠅29
↑はい、もちろん蠅のペンダントですね!…えっ?分からん!分からん!


4匹の蠅30
↑つまりダリアの網膜に映ったのはこんなイメージ…。


このペンダントにより全てを理解したロベルトは、混乱しながらも彼女を殴りつけます。
始めはシラを切っていたニーナですが、彼がうっかり置いたままにしていた拳銃を手に取ると態度が急変。

ロベルトの肩を撃ち抜くと完全に立場は逆転してしまいます。
そうして彼女は、自分の生い立ちとこの事件の本質を語り始める…。


管理人(以下 管):はい、と言うことで今日はニーナさんにお越しいただきました。

ニーナ(以下 ニ):ハ~イ、よろしくね♪

:なんでもニーナさんは幼い頃の家庭環境に不満があったとか…?

:えぇ、そうなの。父は男の子が欲しかったのよ。でも生まれてきたのは私ってわけ。父は私を男として育てようとしたわ。

:なるほど。それでニーナさんはお父様の考えを受け入れたのですか?

:小さな頃は仕方が無かったけれど、大きくなるにつれ私だって反抗したわ。そしたらあの男、どうしたと思う?

:やはりあれですか?誕生日には茄子の天ぷらしか出てこなかったりする訳ですか?

:TEMPURA?ど、どうかしら、そんな事もあったかも知れないけれど…。
  あの男は私を精神病院に閉じ込めたのよ!お前は母親と同じ精神異常者だって…。

:うむむ…。それはさぞかし大変な思いをされたのでしょうね。

:えぇ、精神科医なんかに私の気持ちが分かる訳ないわ!私はあの男が憎かった。でも復讐は果たせなかったの…。

:と、言いますと?

:私が精神病院に入院させられている間に、あの男は死んでしまったわ。そして私は退院したの。

:なるほど、それで貴方はどうされたのですか?

:父は居なくなったけれど、私の復讐心は残されたまま。そこへ父と瓜二つのあの男が現れたのよ。

:それはロベルトさんの事ですね?

:えぇ、運命だと思ったわ。父に果たせなかった復讐をこの男に果たすことが私の使命なの。

:なるほど、実に興味深いお話ですね。本日はありがとうございました。それでは本編にお戻り下さい。

:あら?早いわね。こちらこそ、ありがとう♪


待たせたわね、ロベルトっ!

4匹の蠅31
↑そんな親父の代わりに殺されても困る…。


4匹の蠅32
↑足まで撃たれて、もう死にかけのロベルトさん。


次第に精神が壊れ始めたニーナが、ロベルトに止めの弾丸を撃ち込む瞬間…。
危険を察して駆けつけた神様に驚き、背を向けたニーナにロベルトは懇親の力を振り絞って
手元にあった置物を投げつけ、殺害に失敗したニーナはそのまま裏口から逃げ出します。

神様に介抱されながら、事件以降見続けてきた悪夢の意味を理解できたというロベルト。
夢の中に現れ続けた処刑者は、自分では無くニーナだったのだと叫びます。

4匹の蠅33
↑はい、そうですよね!えっ?どゆこと?分からん、分からん!


ロベルトの叫びに呼応する様に、後ろを振り向いたニーナ。
その刹那、彼女の運転する車は、前に現れたトラックに猛スピードで突撃してしまいます。

4匹の蠅34
↑もう、ぜんじろうにしか見えない


ゆったりと流れる事故の瞬間…。そして、爆発…。

4匹の蠅35
↑このシーンはいらんやろ…。


※ラストの爆発シーンは絶対にいらなかった。このシーンは作品の質を著しく貶めている。(私が思っているだけですよ!)

※ぜんじろうにしか見えないと書いてしまいましたが、本当は少し見えるだけです。
  もう引退してしまいましたが、若かりし頃のミムジー・ファーマーですね。

※あの、一つ聞いていい?ハエのペンダントって…何??


怖さ:★★★☆☆

カナシミ:★☆☆☆☆

ハエはペンダントにしない:★★★★★
2011-11-16

「ザ・シャウト さまよえる幻響」~声で逝かせるエロ親父~

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アラン・ベイツ、スザンヌ・ヨーク 他

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<いい加減なあらすじ>

こんにちは、僕ロバートです。
友達のお医者さんに頼まれて、精神病院で開催されるクリケットの試合のスコアラーをしに来たんだけど
一緒にスコアラーをやるクロスリーさんが、ガンガン話しかけてきて、ちっともスコア付けさせてくれないんだ。
やけに身の上話をしたがっているみたいだから、僕は仕方なく話を聞いてあげる事にしたんだけど…。


<いい加減な感想>

はい!って事で、今回は1978年の“呪術系”絶叫映画「ザ・シャウト さまよえる幻響(THE SHOUT)」です。

まぁ、一言で言えば…とても変な作品でしょう。

製作は1978年。監督はポーランドの職人イエジー・スコリモフスキ。

出演陣はアラン・ベイツ、スザンヌ・ヨーク、ジョン・ハートと豪華な布陣ですね。

大筋は、突然現れた謎の男に自分の家庭と妻を寝取られた悲しい男の話です。

異常なポイントとしてはアラン・ベイツ演じるクロスリーが“叫び声で人を殺せる”事でしょうか。

オーストラリアで習得した魔術により、叫び声で人を殺せる事を可能にした男の欲望と破滅が抱き合わせで進行します。

見終えたときに、男の物語が真実なのか虚構なのか…。その判断一つで物語の印象は大きく変わるかも知れませんね。


それでは、上映終了までごゆるりと…。


友人の精神科医に頼まれ、病院で開催されるクリケットの試合でスコアラーを務める事になったロバート。

ザ・シャウト1
↑何故か到着早々に変態扱いされるロバート


彼はもう一人のスコアラーであるクロスリーと言う男と共に試合の観戦を始めます。

ザ・シャウト2
↑クロスリーの基本情報を伝える精神科医


クロスリーは選手の紹介をする傍ら、徐々に自分に起こった出来事を話し始めます。

ザ・シャウト4
↑話したがりのクロスリー氏


彼の回想から話は遡り、画面は砂丘でお昼寝中の夫婦を映し出します。

ザ・シャウト5
↑そろって怪しい男に襲われる夢を見てしまった下着夫婦
(夫はアンソニーさん、妻はレイチェルさんです)


旦那さんはミュージシャンらしいのですが、劇中は全く音楽活動してません。
あっ!時々、教会にピアニストのアルバイトに行きますが、それさえも遅刻する体たらくぶり。

ザ・シャウト6
↑普段は音源の採集に忙しい自称ミュージシャン


今日も奥さんに言われるまで、教会に行くのを忘れてしまい、自転車を飛ばしますが到着したのは
賛美歌も終わりに近づいた瞬間。皆の視線が痛いです。

どうやら、このミュージシャンは若い女子とプラトニックなラブをしているらしく、神父様の話も聞かず
教会に来ている不倫相手とアイコンタクトばかりしています。(まったくけしからん!)

先に教会を出た彼女を追いかけるため自転車に乗ろうとすると、何と空気が抜かれています。
イライラしながら空気を入れていると、そこに汚い系男子がっ!!

ザ・シャウト7
↑急に話し掛けてくる人って嫌よね…(当然の如くクロスリーさんです)


ガンガン話し掛けてくるクロスリーさんにウンザリしたミュージシャンは、妻を待たせてますと彼を置き去りにして
不倫相手の元に向かいます。自転車に乗ってデートとかしちゃいます。プラトニックラブです。

と、途端に部品が外れ横転する自転車。
踏んだり蹴ったりのミュージシャンは、デートもそこそこにしょんぼりと自宅に帰ります。

しかし、そこには招かれざる客が…。

ザ・シャウト8
↑図々しく昼食を催促するクロスリーさん


仕方なくクロスリーさんを妻に紹介して、昼食に招くミュージシャン。(普通に良い人に思えてきた…不倫してるけど…)
誰も求めていないのに、自分の身の上話を始めるクロスリーさん。
やれ、オーストラリアに居ただの、そこで結婚しただの、魔術は存在するだの、子供を殺しただの、快調に飛ばすクロスリーさん。


ザ・シャウト9
↑グラスをなぞり超音波を発生させるクロスリーさん(この後、妻のグラスが爆発)


子供が出来ない事に悩む妻は、子殺し発言にショックを受け自室に引っ込んでしまいます。
仕方なく、クロスリーさんの魔術話に付き合うミュージシャンだが、今度はクロスリーさんが
頭痛を訴え、テーブルに伏せてしまいます。(早く追い出しちゃいなよ、こんな人…)

騒ぎを聞いて飛んできた妻と共に、クロスリーさんに休んで行くよう勧めるミュージシャン。
クロスリーさんは図々しくも、お言葉に甘え寝室に引っ込んでしまいます。
数時間後、寝室に様子を見に行ったミュージシャンに、魔術の話を続けるクロスリーさん。

挙句の果てには、18年掛けて叫び声で人を殺せる魔術を身に付けたとのたまう始末です。
しかし、当然の如くミュージシャン相手にしません。それに怒ったクロスリーさんは…

ザ・シャウト10
↑途端に批判を始めるクロスリーさん。(子供かって!!)


冷静さを装いながらも、内心ハラワタ煮えくり返っているミュージシャン。
売り言葉に買い言葉で、彼に叫びを聞かせるよう凄みます。

ザ・シャウト11
↑いや、そんな事より追い出しなさいよ、こんな人


死ぬ事になるぞと言いながらも、叫び声を聞かせる事を了承するクロスリーさん。
後悔したくなければ耳栓を用意する事だとミュージシャンに伝えます。

ザ・シャウト12
↑大きく息を吸い込んで~


ザ・シャウト13
↑ごわぁ~~~~~~~!!


ザ・シャウト14
おばばばばぁ!!


ザ・シャウト15
↑完全なるとばっちりの羊飼い&羊さんたち…(´・ω・`)


耳栓をしていたために一命を取り留めたミュージシャンですが、ショックから寝込んでしまいます。

ザ・シャウト16
↑耳栓を見透かされるミュージシャン


その後も、ちっとも出て行く気配を見せないクロスリーさんに嫌気がさしたミュージシャンは
妻に説得するようお願いします。

ザ・シャウト17
↑良くここまで我慢したな、このミュージシャン…。


しかし、妻は全く意に介さない様子で、彼が居たいのならと構わないと取り合ってくれません。

ザ・シャウト18
↑もうどっちが夫婦か分からない…


二人の仲睦まじい雰囲気に居た堪れなくなったミュージシャンは、街に出掛けてくると家を出ます。
待ってましたとばかりに、靴の修理を頼む妻。哀れすぎるミュージシャン…。
クロスリーさんが、妻の靴の留め具を持っている事を知っているミュージシャンは、奴に事情を聞いてみろと抗議します。
しかし、妻は「彼が持っていたいのなら構わない。さっさと行け」と急に怒り出します。

※妻は靴の留め具を媒体として、既にクロスリーの恋の魔術に囚われているのです!…たぶん…。

ザ・シャウト19
↑夫を突き飛ばす妻(私のミスで化け物顔に…)


涙を堪えて走り出したミュージシャンを尻目に愛し合う二人。

ザ・シャウト20
↑すっかり男女の関係に…。


素直に靴屋に来たミュージシャンは、靴屋の店主が体験したという異常な体験から、クロスリーの叫び声を
聞いた砂丘に人間の魂の分身とも言うべき石が埋もれている事を察します。(この辺の経緯は全く理解不能…。私にはですよ!)

ザ・シャウト21
↑これが靴屋の店主の魂らしい…(私の乏しい理解力では付いていけません…)


しかし翌日、クロスリーさんは行き先も告げず出て行ってしまいます。

ザ・シャウト22
↑やけにスッキリした表情を浮かべる妻


そこに招かれざる訪問者が…

ザ・シャウト23
↑あっ!死んだの忘れてたっ!(°∀°)(この人は神父さんです)


平穏な日々が戻ったと安心する夫とは対照的に、徐々にイライラを募らせる妻。(どっちやねん!)
ザ・シャウト24
↑野菜を凄い勢いでササササッ!


と、1分後には普通に室内に戻ってきているクロスリーさん…。
え…それ…ただの散歩やん…(´・ω・`)

いつの間にか食事を食べているクロスリーさんの脇にはうっとりした表情の妻が…。
状況を理解出来ずに混乱するミュージシャン。と、そこに衝撃の死刑宣告がっ!!

ザ・シャウト25
「私たちはこれからベッドに行くんだ。君は出て行きなさい」


当然の如く二人を非難し、抗議する哀れな寝取られ系男子。
しかし、クロスリーさんは全く悪びれる様子もありません。

ザ・シャウト26
「おいのび太!ムシャクシャするから殴らせろ」ジャイアニズムを継承したクロスリーさん。


ドラえも~~ん!
と言ったかどうかは知りませんが、走って家を飛び出したのび太君は砂丘に一直線。

ザ・シャウト27


ザ・シャウト28
↑あっさり見つかるクロスリーさんの魂(良く見分け付きますね…)


自分の魂が弄られている事を察したクロスリーさんはSEX中のベッドを飛び起き、誰かが狙っていると
寝取り妻を偵察に向かわせます。

ザ・シャウト29
↑そんなの関係ねぇ!!
(鉄板入りの靴で魂をブッ叩くのび太君)


苦しみ悶えるクロスリーさんの元に運悪く、子殺しの容疑で捜査をしていた警察官が押し寄せます。(タイミング良すぎ…)

ザ・シャウト30
↑空気を読んだ捜査官


最後の足掻きとばかりに、一声叫んで捜査官1名を殺害した瞬間、彼の魂は砕け散り、廃人となったクロスリーさんは
警察に連行されてしまいます。

こうしてクロスリーさんの話は終わりました…。舞台は再びクリケット会場へ。

のび太の破壊工作で魂が砕かれてしまったクロスリーさんは、自分が本当にクロスリーなのか判断する事が出来ません。
いつしか会場には大雨が降り、雷鳴が轟いています。

ザ・シャウト31
↑だから精神病院に収容されてたのか~。納得。


尋常でない空気を感じ取ったロバートはクロスリーに「貴方は貴方だ!何も変わっていない!」と説得を試みますが
興奮状態のクロスリーは今にも叫びだしそうな勢いです。

精神科医が駆け付け、ロバートがその場を離れた瞬間!!
クロスリーさんの叫びと呼応する様に、スコアラー用の小屋に雷が落ちます。

静寂さを取り戻した小屋に駆け寄り、扉を開けたロバートの目には、耳を押さえ苦痛の表情を浮かべ死亡している精神科医と
魂が抜けたように死亡しているクロスリーさんが…。

ザ・シャウト32
↑ラストは駆け付けたミュージシャン妻との再開(このシーンは本当の冒頭に繋がっています)


※当然の事ですが、全ての出来事はクロスリーによってのみ語られている為、真偽の程は不明です。
  ラストの精神科医の死亡については、落雷によるショックの可能性もありますが、クロスリーの
  魔力が本物だったと信じてあげたいところです。が、回想部分は精神病患者クロスリーの創作と考えたいところです。
 
  なぜなら…

ザ・シャウト3
↑き、君は、のび太君!?(同じ病院でクリケットに参加中…)
だって、奥さん来たのに興味無しとか可哀想過ぎやしませんか??

よって管理人は、この回想話をクロスリーさんの創作と認定します。(←あくまで、私がですよ!)

…いや…待てよ…確かのび太も不倫してた様な…。


怖さ:★★☆☆☆

カナシミ:★☆☆☆☆

クロスリーさん…結局何がしたかったの?度:★★★★★

ハムスターのベック

時々エサをあげてください。
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