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2012-04-30

「マンタ」~環境省脱帽!!さすらいマンタの世直し大作戦~

マンタ1
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ブラッドフォード・ディルマン、プリシラ・バーンズ 他

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<あらすじ>

100%嘘で構成されている作品紹介の方が、面白そうでカナシイ…。


<感想>

はい!って事で、今回は1989年の“環境保護促進”系エイリアン映画「マンタ(LORDS OF THE DEEP)」です。

館長は前回の「アイスランド」を上映したときに思ってしまったのです…。

もしや、こやつはエイリアンなのではないか?と…。

未開の地に潜む地球生物の姿に酷似したエイリアン…。

その時、館長の脳裏に一つのカナシミ映画が浮かんできたのです。

えっ?マンタはエイリアンじゃない!オニイトマキエイの事だろ!ですって??

海洋生物に造詣の深い館長は、そのような失態を犯しません。

つまりこの作品には“マンタ”なんて出て来ないのです。

海洋モンスターパニックを期待した方がおりましたら、速やかに退席する事をお勧めします。いえ、返金は致しかねます。

この作品は、御大ロジャー・コーマンが世に放った最低エイリアン映画なのであります。
(こういうの見ると「エイリアン」ってホントにレベルが高いと痛感しますね♪)

御大もお金が無いなら、別にこんな映画創らんでも…。と思わずにはいられない。


それでは、上映終了までごゆるりと…。


時は2020年…。世界は核の炎につつまれた!!

何処かに住む場所は無いかと、生き残った人類が目指した場所は、地球に残されたただ一つの未開の地…。
深海への人類移住計画を進めるマーテル社は、深海に建設した最新の研究施設で研究に励む毎日です。

マンタ2
↑手を突っ込む…という実験。


しかし、本社からの唐突な任期終了通達によって、クルー全員が研究所を去る事になってしまいます。

研究員の一人であるクレアは、深海調査の中で発見した未知の物質を諦めきれず、地上に戻ることに
反対しますが、責任者のドブラー司令官は取り合ってくれません。

そんな中、研究施設へ向かって来ていたはずの交代要員を乗せたシャトルが、何らかの事故に遭遇し、交信不可能に…。

マンタ3
↑幽霊発言で研究員から馬鹿にされる副司令官 (しかし、あながち間違っていません)


当初は、頻発する海底地震の影響かと思われましたが、スーパーコンピュータ“トリビー”の判断で
外部の電気系統を調査をすると、何故か緊急信号まで壊れており、何かオカシイ…。

技術班のチャディックは船外での修理活動を、ボビーは交信不通となったシャトルの調査へと向かいます。
しかし、お目当てのシャトルは、何故かハッチが開いており、クルー達の気配も感じられません…。

そこへ、戻ってきたチャディックの潜水服を脱がせたクレアたちが見たものは、人間ではない“なにか”でした。

マンタ4

マンタ5
↑水槽に直接インのぞんざいな扱いです。


調査の結果、骨や臓器、血液など人間だった頃の痕跡は何一つ残っておらず、クレアが発見した物質に
酷似した生命体である事が判明しました。

早速解剖して詳しく調べようと言うクレアと、こんな怪しげな生物を解剖されたらイロイロ危険だと言うドブラーが
真っ向から対立しますが、周りは研究員ばかりなので、やはり多勢に無勢。クレアの意見が通ってしまいます。

解剖の結果、アレはチャディックではなかったと、快調に電波を飛ばすクレアに対して、そんな事知っても仕方の無い
ドブラーとの間で溝は深まるばかりです。

マンタ6
↑楽しくて仕方の無いクレアさん。


その夜、夢の中で、大きなマンタからのメッセージを受けとったクレアは、目が覚めると直ぐに研究室へ…。

そこにあったはずの謎の生命体は、夢で見たマンタへと姿を変えていました。

マンタ7
↑これは、なんという酷い出来栄え…。


ウンザリしちゃったドブラーは、食い下がるクレアを一喝し、無人のシャトルを回収して地上に戻ろうと画策しますが
今度は、シャトル回収に向かったボビーが、マンタに襲われ消息不明に…。

ちっとも上手くいかない事に腹を立てたドブラーは、八つ当たり気味に捕獲しているマンタを殺す為、水槽の酸素を
ゼロにすると同時に、クルー達に、今回の騒動を口外しないように誓約書にサインをさせようとしますが
誰も言う事を聞いてくれません。

その時、マンタが水槽を破って逃げ出してしまい、対立しながらもクルー全員で、施設内を捜索する事になります。

ところが、この機に乗じて、協力的でない研究員を殺してしまおうと考えたドブラーは
スーパーコンピュータ“トリビー”に命令して、単独行動になった研究員を殺してしまいます。

その頃、マンタからのメッセージを受けたクレアは、恋人のジャックと協力し、一人潜水艇で彼らのアジトへと向かいます。

マンタ8
↑なんだかアブナイ話になってくる…。


ジャックは、医師に死亡した研究員の解剖を依頼すると、一人コンピュータ室へ…。

そこで彼が見つけたものは、政府が異性人の存在を把握していたこと。

海底移住の障壁となる為に、異星人を一掃してしまおうと計画している事。

今回の交代要員は、その作戦の為の人員だった事などが判明します。

マンタ10
↑セキュリティの甘すぎ…。 (というよりは、隠す気ゼロでしょ??)


そんな、機密事項が漏れているとは夢にも思っていないドブラーは、解剖中の医師も“トリビー”によって殺害し
徐々に反抗的なクルー達を抹殺していきます。

一方その頃、クレアはマンタ達に導かれ、彼らのコミュニティへと到着。
発達したテクノロジーによって、海底での酸素供給にも成功しているそのコミュニティには、チャディックを始め
死んだと思われていた、交代要員たちも無事に保護されていました。

マンタ9
↑それより何食べてたんだ、この人たち…。


研究施設に戻ったクレアは、ドブラーに全てを打ち明け、研究施設直下で起こる大規模な海底地震まで時間が無いと
マンタ達の手引きで脱出する事を伝え、その他のクルー達を探しに行きますが、あるのは死体ばかりです。

幸い怪我をしているだけで済んでいたジャックの話によって、黒幕がマーテル社とドブラーである事を知ります。
しかし、そのドブラーによって、彼女達の居る区画は閉鎖されてしまい、酸素の供給もストップ。

マンタ11
↑本作で人を殺してるのは、実はこの人だけです。


寸でのところで、ダクトから逃げ出したジャックですが、クレアは体の自由が利かず、ただ死を待つのみです。
そこへ、何処からとも無くやってくる謎の生命体…。

マンタ12
↑こ、このクオリティで1989年製だと…!?


マンタの介抱によって復活したクレアは“トリビー”を破壊していたジャックと合流し、小型潜水艇で脱出。
一人残されたドブラーは、トリビーもろとも海底地震によって海の藻屑と消えていきました。

実はマンタ型エイリアンの目的は、かつて自分達の星を環境破壊によって死の星にしてしまった後悔を
地球人には味合わせたく無いという、大きなお世話 崇高な志しをお持ちの方々だったのであります。

マンタ13
↑なんだか「ドラえもん のび太の海底鬼岩城」みたいだ…。


保護されたクルー達は、再会の喜びを分かち合いながら環境保護を心に誓った…。かは分からない。


※チャディックとクレアの話の中で、彼らは“不死身”だということが明かされます。
  だったら、死の星とか環境とか関係無いじゃん!!と、館長が思ったのは内緒です。

※1989年と言えば、他にも「ザ・デプス」「リバイアサン」「アビス」などの深海モノが製作されました。
  これは館長の勘ですが、弟子のジェームズ・キャメロンが「アビス」を製作していると聞いた師匠が
  「ワシも深海でファースト・コンタクトものが創りたいのだ!!」と息巻いて創ったに違いない。
  どちらに軍配が上がったかは、言わずもがな…。(予算の問題はあるが、話としてもこっちの方がツマラナイぞ)

マンタ14
↑御大は決して挫けないのである…。


怖さ:☆☆☆☆☆

カナシミ:★★★★★

御大の負けず嫌い度:★★★★★
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2012-04-25

「アイスランド」~まさにGO TO HELL!死神夫婦の魔の手から貴方はもう逃げられない!~

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<あらすじ>

長すぎる冬眠を生き抜いた変温動物に惜しみない喝采を!!


<感想>

はい!って事で、今回は2002年の“監獄系”ヘビ映画「アイスランド(NEW ALCATRAZ)」でゲス。


館長はビックリしたんでゲス!!


「爬虫類の申し子」「前世はサメか爬虫類」「ヘビ人間」と幼い頃から忌み嫌われた館長が
まさかのヘビ映画を一度も上映していないという事実が判明したんでゲス。

これは早速上映しなければと、館長は気が気じゃないんでゲス。
しかし、何を上映したものか…。館長は特に何も考えずにこの映画を選んでしまったんでゲス。

この作品のカナシミは、太古のヘビであるにも関わらず、見た目がただのヘビである事と
キャラ立った囚人達を全く活かさない事にあるんでゲス。

実際には、現代のヘビと変わらなかったのだとしても、せっかく「太古のヘビ」と設定したのなら
尻尾だけでなく、頭部のデザインにも遊び心を持って欲しいモンでゲス。

囚人達は、それぞれ個性的な経歴の持ち主なので、何をしたのか良く分からない軍人や職員が全滅した後は
その特性を活かしてヘビと対決するほうが、理に適っているでゲス。

それ以前に、古生物学者でありながら、なんの役目も果たしていない学者夫婦を主役とした理由が
館長には全く理解できないんでゲス。

主役は絶対に囚人達で良かったんでゲス。館長は信念を持って断言するんでゲス。


これから、うぬらはこのカナシミを共有する為に、上映終了まで席を立つことは出来ないんでゲス。


凶悪犯が増えて増えて困り果てた先進国のお偉いさんたちは、何とか憎き“あんちくしょう”たちを懲らしめるべく
下民から搾り取ったお金を出し合って、南極に最先端の国際刑務所「ニュー・アルカトラズ」を造ってしまおうと一致団結。

しかし、ようやく稼動し始めた「ニュー・アルカトラズ」では工事の遅れから暖房すら満足に使えません。

怒った刑務所長が工事責任者に問いただすと、地下2500m地点で内部が空洞になっている超巨大な岩が見つかったため
安全性を考慮し、掘削を中止していると聞かされます。

彼らは、人類にとっての大発見であると同時に、内部に高圧ガスが充満していた場合、穴を開けることでガスが噴き出し
非常に危険な状態に陥ると掘削を渋りますが、暖房大好きの刑務所長は掘削を強行させてしまいます。

アイスランド1
↑大事件過ぎる…。


予想通り、ガスの噴出によって、大爆発を起こす「ニュー・アルカトラズ」
運良く本体への被害は免れますが、混乱に乗じて、その穴から地上に向けて猛スピードで駆け上がってくる一つの影が…。

翌日、地下の熱交換パイプ近くの壁に、掘削機を使わなければ開けることが出来ないほどの大穴を発見した彼らは
嫌な予感を感じながらも、ガスの噴出によるものと断定し、囚人逃走防止の為に見張りを置いて様子を見ることに。

しかし、その夜に見張りの警備員1人、そして作業責任者2人が巨大なヘビに襲われ命を落としてしまいます。

アイスランド2
↑出し惜しみ感はゼロです。


古生物学者夫婦のロバートとジェシカは、大学教授の地位を捨て、化石の発掘調査を行っていますが
大学からの研究費見直し通達や子作りの考え方から、険悪な雰囲気です。

そこへ南極で起こった“怪物騒動”を伝えにやってくる軍人達。
自分たちに話が来た事を不思議がるロバートですが、古生物の爬虫類専門家として白羽の矢が立ったと聞かされます。
南極大陸には、未知の爬虫類が存在していたとの自分達の学説を証明する為、彼らは軍人達に同行する事に…。

アイスランド3
↑本編に関係ないところで大事件発生中


猛吹雪の中、勘だけを頼りに、何とか着陸に成功し「ニュー・アルカトラズ」に到着した彼らを出迎えたのは
興奮状態で銃口を突きつける刑務所職員達でした。

アイスランド4
↑職員側が優勢に見える不思議


一国も早くこの場を去りたい職員達と、ヘビ退治という任務を遂行する為にこの場に残ろうとする軍人達。
一触即発の中、軍人達のみでケリをつけると言う事で、職員達もしぶしぶ了解します。

しかし、いざヘビ退治に出掛けてみると、あっと言う間に一人食われて、リーダーのラーステン少佐は早くも涙目に…。
生き残る為には職員達の協力が必要だと勝手に判断し、刑務所長を恫喝し始めます。

アイスランド5
↑早々に戦意喪失のヘボ少佐


すでに部下を失っている事もあり、協力を渋る警備主任のクインですが、これまた刑務所長の恫喝により
部下と共に、仕方なくヘビ退治に出向くことに…。

自分たちも、じっとしてなどいられないとクインに同行を申し出る学者夫婦。
しかし、ヘビは振動に敏感なため、車での移動は控えたほうが良いと徒歩での移動を提案した為に
道中でクインたちに置いてけぼりを食らってしまいます。

アイスランド6
↑全員一致で却下されてます。


ところが、一人モニター室に残った刑務所長の雑な指示により、軍人さんは仲間を誤射するわ
ガス管にライフルを連射して、火災を起こすわ、そこへみんな仲良く到着した職員達は、軍人さんもろとも
ガス爆発に巻き込まれて全滅するわと、もう散々な目に…。

アイスランド7
↑元カリフォルニア州知事が出て来そうなレベル


徒歩で移動していたために、難を逃れた学者夫婦も巨大ヘビの襲撃に遭い、離れ離れになってしまいます。
一人、モニター室に戻ったロバートは、妻が死んだと思い込み、刑務所長の怠慢に食って掛かると
助かる為には囚人に協力してもらうしかないと刑務所長を恫喝し、凶悪犯との取り引きに打って出ます。

アイスランド9
↑さっきの失敗を基に強気で責めるロバート


ところが、開設直後の為に2万5000人収容可能な「ニュー・アルカトラズ」に収監されている凶悪犯はわずか6人。

脱獄を企てていた囚人たちのアイデアで、熱交換パイプに繋がるトンネルならば氷が薄くなっているために
小規模な爆弾でも氷を破り地上に出られると、二手に別れ、それぞれ別経路から熱交換パイプを目指す事に…。

アイスランド10
↑こういう発想は囚人ならでは (もっと活かせよ!その設定!!)


チェチェン独立を目指す政治犯やIRAの女兵士、超凄腕のクラッカーやゲイの武器商人など一癖も二癖もありそうな
連中ばかりですが、そんなオイシイ設定を全く生かす事無く、次々に襲われては、喰われてしまいます。


<お調子物の場合>

アイスランド11
↑車を奪って一人で逃走


一分後…


アイスランド12
↑喰われます。


<その場に居合わせた刑務所長の末路>

アイスランド13
↑本日二度目のガス爆発
(お調子者の車が暴走し、ガス管に衝突。噴き出たガスに向けて発砲。…何でだよ…)


そんな最中、ヘビの襲撃から逃げ延びていたロバートの妻ジェシカを保護した政治犯のユーリは
仲間を失いながらも彼女と共に、地上に出る事に成功します。

アイスランド14
↑普通に良い人過ぎる政治犯 (旦那の救出まで約束してくれている)


<一方その頃の旦那>

アイスランド15
↑IRAのパトリシアを見捨てる。 (嘘。少しだけ助けようとしていました)


ジェシカを待機していた軍用機に乗せると、地上に出る事に成功したロバートを約束通り救出し再び軍用機に戻るユーリ。
(この古生物学者夫婦お荷物過ぎるでしょ…)

多大な犠牲を払いながらも「ニュー・アルカトラズ」からの脱出に成功した彼ら…。
しかし、離陸と同時に激しく揺れる機体。全員の顔に不安の色が広がり始める。

アイスランド16
↑すいません、カラダ半分出ちゃってます。


その時、副操縦士が呻き声を上げながら激しく痙攣したかと思うと、巨大ヘビの尾が彼の体を貫いた。
ヤツは、貨物室に忍び込み、付いて来てしまっていたのだ。(いや、流石に無敵過ぎるでしょ…)

床をブチ破り、彼らに襲い掛かる巨大ヘビ。
ユーリは機転を利かし、ハッチを開けると、ヘビの体にパラシュートを巻き付け、そのまま開きます。

アイスランド17
↑なにこのエイリアン的発想…


パラシュートに猛烈な吹雪を受け、一気に外部に飛び出す巨大ヘビ…。の尾に引っかかり、一緒に落下してしまうユーリ。

アイスランド18
↑星になったユーリ (右下の黒点が彼です…)

そのまま何事も無かったかのように、ハッチを閉め、肩を抱き合う学者二人。THE END!(お、お前ら、何もしとらんだろ!)


※収監されているIRAの女兵士が「アイルランドにはヘビが一匹もいない」と発言していますが
  これは事実ということになっています。と言っても、それはアイルランドに限りませんが…。
  アイルランドには、それに関する伝説が残っている為に、特に有名な話になっていますね。
  その為に、あの国ではヘビ(おそらくペットの)が見つかると「お祭り」に発展します。

※変温動物だからといって、直ぐに死んでしまう事は無いでしょうし、要所要所で体温調整を行えば
  それほど深刻な問題では無いのかも知れませんが、流石に外気温-55℃であれほど元気に暴れられては困ります。

※海外ドラマで良く見かけるユーリ役のマーク・シェパードは何を思ったのか、2002年だけで
  「アイスランド」「メガロドン」「ディープ・ショック」とB級パニック映画に3本も出演している。
  その3本の中では、本作が一番の良作では無いでしょうか。(まぁ、50歩100歩感はあるかも知れませんが…)

※製作陣は、監督のフィリップ・ロスを筆頭にこんな映画ばかり創っている。まさにB級映画製造機みたいな人たちだ。


怖さ;★★☆☆☆

カナシミ;★★☆☆☆

ユーリの報われない感;★★★★★
2012-04-22

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<あらすじ>
本当に、なに一つ起こらないのだという事を心に良く銘記していただきたい。


<感想>
はい!って事で、今回は2004年の“何も起こらない系”サスペンス映画「Hotel(Hotel)」です。

シドイ!シド過ぎる!!何をどう間違えればこんな映画が出来上がってしまうのか!?

この作品には、ヨーロッパ特有の暗さもあるし役者の演技も決して悪くない。

ストーリーだって、ありきたりではあるものの、決して悪い題材で無い。

雰囲気も良く、思わせぶりな演出もその後の展開を煽る良いアクセントだ。


それじゃ何が酷いかって?よくぞ聞いて下さいました。

この作品の凄まじさは、広げた大風呂敷を全く畳まないところにあるのです。

もう少し詳しく言えば、張った伏線を一つも回収しないまま終わるのであります。

これは「ぼかした表現」とか「謎を残したまま」といったレベルを遥かに超えてしまっています。

分かりやすく言わせてもらえば、この映画は「90分映画の40分部分でエンドロール」が流れてしまうような
ある種の酩酊感を与えてくれます。

「あれ??夢でも見てたのかな?」←残念ながら現実です。


それでは、上映終了までごゆるりと…。(今回は分かりやすくなっております)


・イレーネは、鬱蒼とした森を望むホテル「ヴァルトハウス」へ住み込みホテルマンとしてやって来る。


・この森には“森の女”という魔女伝説が残っている。伏線①
ホテル1


・イレーネの前任者であるエーファという女性は突如として失踪している。伏線②
ホテル2


・割り当てられた住み込み用の部屋の引き出しから、エーファのメガネを見つける伏線③
ホテル8


・何かを隠しているらしい死んだ魚のような目をしたスタッフ達。伏線④
ホテル3


・慣れない仕事ながらも、故郷にいる両親に心配を掛けぬように必死で仕事をこなしていくイレーネ。伏線⑤
ホテル4


・同僚にネックレスを貸して欲しいと頼まれるが、お守りだと言って断る。伏線⑥
ホテル5


・仕事終わりに同僚と行ったクラブで、デザイナーを夢見るエリックという男と互いに惹かれあう。


・いつの間にか付き合っていたエリックと一緒に、森の中にある“悪魔の洞窟”へと入る。


・そのデートの帰りに、警察と思われる男達が、近くの池を捜索している。伏線⑦
ホテル6


・部屋の中で変な匂いがすると管理人に訴えるイレーネ。伏線⑧
ホテル7


・その夜、プールを使用したイレーネは、外していたネックレスが無くなっている事に気付く。


・森の中に落ちていたというネックレスが戻ってくる。


・地下室の点検時に開けていたはずの扉が閉まっている。伏線⑨
ホテル9


・クラブでのデート帰りに、エリックを自分の部屋に連れ込む。


・エッチ後に、エリックが照明スイッチと間違え、非常警報ボタンを押してしまい、責任問題になる。


・対応した管理人夫人への謝罪の際に、エーファの事を聞くと、部屋から出て行けと凄まれる。伏線⑩
ホテル10


・森の中で、恐ろしいものを見る(という描写がある)伏線⑪
ホテル11


・上司にしばらく休暇が欲しいと相談するが、良い返事を貰えない。


・同僚から、警察が池で何かを見つけたらしいと聞かされる。伏線⑫
ホテル12


・管理人夫人が、やって来た刑事にエーファ失踪の手がかりを掴んだと伝えられている場面を目撃する。伏線⑬
ホテル13


・一人で、再び“悪魔の洞窟”へと入ってみる。伏線⑭
ホテル14


・実家に帰るため、同僚に嘘を付き、週末のシフトを交代してもらう。


・交代した見返りにお守りのネックレスを貸すことになる。伏線⑮
ホテル15


・その夜、仕事の息抜きに外へ出たイレーネは、出て来たはずの扉に鍵がかかっている事に気付く。伏線⑯
ホテル16


・何者かに導かれるように、背後の暗い森へと足を踏み入れる。


・立て続けに、2回エレーネの悲鳴が響き渡る。


・エンドロール






































えっ?(゚∀゚)

ええっ!?(゚∀゚)

終わっちゃったYO!!


魔女の件とかエーファの件とか部屋の変な匂いとか勝手に閉まってるドアとかネックレスの由来とか…
みんな、み~んな、関係ないのであります。

故に見ているこっちは、半端じゃない“おいてけぼり感”を味わうことが出来ます。まさに夢を見た気分です。


※少しだけ、補足として…
 
 伏線④について
 管理人のリービッヒ夫人は、自らを罪人として熱心にマリア様への祈りを捧げている。
 伏線⑩・⑬と合わせて、彼女がエーファ失踪に関与している事。エーファと同僚以上の関係であった事は読み取れます。
 
 伏線⑤について
 イレーネは、2度ほど家族に電話をしている描写がありますが、その度に父親は不在のようです。
 その表現に何かの意味を汲み取る必要は…特に無かったようです。(いや、2度目は近くに居たのかも知れない…)

 伏線⑥について
 同僚は、事あるごとにネックレスを求めてくる。
 もし、悪魔崇拝や黒魔術が関係しているなら、そのネックレスを媒体としているのでしょうが…。それも謎です。
 

※映像や主人公を取り巻く陰湿な雰囲気は確かに良く表現されています。
  しかし、やはり作品としては駄作だと言わざるを得ないのは仕方ないのである。

※ところが、この作品の監督は「ルルドの泉で」の成功も記憶に新しい女流監督ジェシカ・ハウスナーなのです。
  長編デビュー作の「ラブリー・リタ」も評価を受けているようで、才能ある監督として世界で認められています。
  実はこの作品は「誰も知らない」の柳楽優弥くんが男優賞を受賞した事でも話題になった
  第57回のカンヌ国際映画祭「ある視点部門」に出品されています。
  つまり、単純な怖さでは無い“何か”を追求した映画なのですが、館長にはそれが全く見えてきません。
  
 考えられる可能性は5つ。
 
 ①監督が、その場の感性で撮ってしまった映像のため、ストーリーや恐怖など関係無しのまさに自己満足映画。
 ②監督は、イレーヌの感じる正体不明の恐怖を演出し、文字通りイレーヌの「ある視点」の表現に成功していた。
 ③監督が表現した恐怖は、ホラーファンにとって実は全く怖いものでは無かった。(普通の人には分かりません)
 ④館長が見たDVDは、大事な部分が全てカットされているヴァージョンである。
 ⑤館長の感性が世界水準とかけ離れている。

館長としては①と②と③と⑤の合わせ技ではないかと睨んでいます。


怖さ:☆☆☆☆☆

カナシミ;★★★★★

監督の異常なオチセンス;★★★★★

ハムスターのベック

時々エサをあげてください。
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