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2014-05-18

「フランケンシュタイン80」~草食系男子におくる肉食系のススメ~

フランケンシュタイン80  ヘア無修正版[DVD]フランケンシュタイン80 ヘア無修正版[DVD]
(2011/12/22)
ジョン・リチャードソン、ゴードン・ミッチェル 他

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<感想>

はい!って事で、今回は1972年の“肉食系”ムスコ映画「フランケンシュタイン80(FRANKENSTEIN'80)」だっちゃ!

当館でフランケンシュタイン系の作品を上映するのは、なんと二度目!!
おまけに、どちらもちっともメジャーな作品じゃない!!コレは由々しき事態だ!
と思われた方は、直ぐに退席することをお勧めするだっちゃ!料金は返さないんだっちゃ!!

さて、フランケンシュタインといえばドラキュラと双璧をなす古典怪奇モノの最高峰です。
1931年にベラ・ルゴシ主演の「魔人ドラキュラ」が大ヒットした事に味を占めたユニバーサルは
フランケンシュタインも映画化してしまおうと、矢継ぎ早にベラ・ルゴシに話を持ちかけたところ…

「えっ?やだよ。どうせセリフないんだろ?」

と一蹴。慌てた製作陣は、急遽代役として名脇役のボリス・カーロフを怪物役に据えて撮影をスタート。
蓋を開けてみれば「魔人ドラキュラ」以上の大ヒットとなり、以降この2体のモンスターはホラー映画における
最大のアイコンとして、世界中で親しまれるようになったわけです。

そんな数あるフランケンシュタイン作品の中でも、まぁ~人気の無い本作。(もはや誰も見てない)
タイトルの80は製作年なのかと思いきや72年製作だし…。

ヘア無修正版なんてのがある時点でお察しだとは思いますが、エロ要素が8割を占めています。
同じくイタリア製で、本作の前年に作られた「レディ・フランケンシュタイン」もエロ系でしたが
本作よりは面白かったので、エロが問題だった訳ではないかも知れません。

本当のフランケンシュタインの怪物は愛を求めて彷徨いますが、本作の怪物はエロを求めて
女性のお尻を追い掛け回すだけの俗物。おまけに頭も良くありません。ある意味原作以上に人間らしいかも…。


では、上映終了まであっという間に…。(画質が悪いので、今回は早送り)


心臓疾患を抱える妹の世話を続ける新聞記者のカールは、主治医のシュワルツ博士に
事故死した人間からの心臓移植を告げられ、まさに有頂天。

しかし、臓器移植には拒絶反応がつきもの。
移植をしなければ死を待つのみですが、拒絶反応が起きても死は免れない状況です。

「人間には未使用だけど良い物あるよ。私の研究のためにも是非是非」

と、シュワルツ博士から提案されたのは、拒絶反応を抑える新薬シュワルツ血清。

フランケン801フランケン8011
↑中身は完全なるブルーハワイです。


藁にもすがる思いで血清使用の同意書にサインして移植手術に望みますが
厳重に管理されていたはずの血清が何者かに盗まれ、妹は血清を使うことの出来ぬまま死んでしまいます。

妹の無念を晴らすため、シュワルツ博士協力のもと、血清を盗んだ犯人を突き止める決意を固めたカール。

肉屋を訪れた漆黒のロングコートを羽織ったひとりの男。
指差しでレバーを買い求める男に応じて、冷蔵室に戻る店員の女性を、大腿骨片手に撲殺してしまいます。
この男こそ、フランケンシュタイン博士がシュワルツ血清を盗む原因となった“つぎはぎ”の怪物だったのです。

フランケン802
↑目元が黒すぎてサングラスにしか見えない。
フランケン803
↑あなたはドコから!わたしは胸から


時を同じくして、ある女性の殺人事件を調査しているシュナイダー警部は遅々として進まぬ捜査に
焦りと苛立ちを抑える事が出来ません。

しかし、怪物がフランケン博士の目を盗んでは、売春宿を訪れる性欲バカだったおかげで
すぐに怪しい二人組みの男が捜査線上に浮かび上がります。

フランケン804
↑博士からくすねたお金も使う。(最初からそうしてよ…)


何故か巷で話題となっている連続殺人と血清盗難事件に関連を見出した神がかり的な推理力を持つカールは
シュナイダー警部のもとを訪れ、事件現場からホルマリンの匂いがしなかったかと切り出します。

血清の保管庫付近でホルマリンの匂いがしたと証言した看護師の受け売りですが
警察も事件現場で同じ匂いを嗅いだことから、シュナイダー警部は諸手を上げて大喜び。(それだけですけど…)

その頃、最初の事件現場で見つかったメスの出所を探っていた警察からの問い合わせで
フランケン博士に疑いの目を向けるシュワルツ博士。(二人は同僚の間柄のようです)
のらりくらりと答えをはぐらかすフランケン博士をよそに、併設された隠し部屋から聞こえる激しい物音。

観念したフランケン博士が案内した隠し部屋の中では、目から血を流し暴れている怪物がおりました。

フランケン805
↑シュワルツ博士もビックリです。


呆気に取られているシュワルツ博士の喉下を掻っ捌くと、手際良く眼球を取り出し怪物に移植。
同じく、有力な証言をした看護師も怪物に命じて血祭りに上げてしまいます。

病院では、二人が相次いで失踪したとあって大騒ぎ。
シュナイダー警部もてんてこ舞いで捜査に当たっていると、突然のカール登場です。

何故かは分かりませんが、最初からフランケン博士を疑っている超人的な推理力を持つカールは、
シュナイダー警部と共にフランケン博士の自宅に押しかけますが、二人には会っていないと取り合ってもらえません。

実はフランケン博士の自宅に向かう前に、独自の推理から病院内を探索していたカールは、
机の引き出しから一本のカセットテープを見つけ出していました。
その内容から、フランケン博士が怪物を作り出していた事を知ってしまいます。

シュナイダー警部と共に、再び病院を訪れたカールは一直線にフランケン博士の研究室へ。
そこで、怪物創造を記録したテープと隠し部屋に隠されていた二人の死体を発見します。

フランケン806
↑眼球を移植されてしまったシュワルツ博士。(もう踏んだり蹴ったりですね…)


学費を出資し、娘同然に可愛がっている女子大生のソニアと昼食をとっているフランケン博士のもとへ
再び性欲剥き出しの怪物が登場します。

驚くソニアを逃がし、なんとか理性を取り戻させようとするフランケン博士ですが
血清の効果が薄れ、徐々に繋ぎ合わせた肉体同士が拒絶反応を起こし始めている
怪物を止める事ができず、あえなく撃沈。

フランケン807

フランケン808


逃げ延びたソニアの証言と押収したテープの内容から、警察はマスコミも巻き込んでの
怪物探しに奔走することになります。

ストリッパー・ホームレス・おっしこ中のオッサンなど、手当たり次第に殺しまくる怪物に
後手後手に回るカールたち。(そのうち拒絶反応が始まるはずだと諦めムードです)

フランケン809
↑おっぱい触ってばっかり…。


フランケン博士を失った悲しみに暮れるソニアを慰めるために、彼女のもとを訪れたカール。
そんな二人に怒り心頭の怪物が襲い掛かります。(ソニアに一目ぼれしてしまったらしい)

屈強な怪物に手も足も出ない、へなちょこカール。
万事休すかと思われたその時に、待ちに待った肉体の崩壊が始まる怪物。

フランケン8010


苦しむ怪物を残し、外に出たカールたちに駆けよるシュナイダー警部。

「ようやく終わったよ。警部」

そう呟くカールに労いの言葉を掛け、警部は事件解決まで断ち切っていた煙草に火をつけた。


※とにかくカールの推理力に脱帽。ラストシーンで警部から良い刑事になれると
  お墨付きをもらっていますが、それも当然というものです。

※ホラーでは屈強な肉体を持っているけど、馬鹿・ウスノロのイメージが強いですが
  原作の怪物は極めて高い知力と人間の心を持った優しい怪物ですよね。
  だからこそ、あの悲劇的なラストに説得力があるわけですが…。

※実は小学生の頃に、地元のレンタルビデオ店で借りた記憶があったのですが
  どうやらVHSの日本版は無かった様子。私の勘違いだったのでしょうか…。

※80に何の意味があったのか、誰か私に教えてください。


怖さ:★☆☆☆☆

カナシミ:★★★★☆

カキ氷食べたい度:★★★★★





館長の日記

この映画館が開館してもう何年になるのだろう。普段は目を留めることの無いページの右端。
<2011/10>とある。気付けば二年半を超えているらしい。その間に訪れた方の総数は三万人。

自分が観た映画の中から、少し悪ふざけが出来る作品を選んでの備忘録。ネタバレも厭わない。
当然、自己満足で完結していなければならない。誰かに同意など求めてはいけない類のものだ。

一人の女性が、続いて一人の男性が面白いと言ってくれた。

それは、本当にさりげない。ともすれば日々の日常に埋もれてしまうような、ささやかな言葉。
それでも確かに人生を豊かにしてくれる。
さりげない積み重ねが、人生に彩りを与えるのだと気付かされる毎日である。


私も含め、三人ともそれぞれの嗜好は異なる。が、それでも一点共通のベクトルを持つものがある。


映画…とりわけホラー映画や怪奇小説の類については、お二方ともに私の稚拙な知識を遥かに凌駕する。

どんな映画でも、スクリーンに表現されたものが全てだ。
予備知識がなければ理解出来ない映画に、私は価値を見出そうとは思わない。

しかし、予備知識によって理解を深めることは出来る。

同じ映画を観ても、お二人には私とは違ったものが見えているのだろうと羨ましく思う。
それはそのまま、彼らが確かな愛情を持って映画に向き合っているという証明でもある。

もし私が映画監督なら、彼らのような方々に自分の作品を観てもらいたい。


R・28号様のブログ 「御機嫌如何?」
(日々の心境や生活の事。怪談・アニメ・映画・音楽・文学などの事が中心です)

パガニ−ニop-1様のブログ 「Paracelsus55の\(^ω^)/」
(映画・音楽・NFLなどの事が中心です)

私のつぶやきに付き合って下さった皆様、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょう。
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