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2011-12-04

「たたり」~その屋敷に霊は存在するか否か~

たたり [DVD]たたり [DVD]
(2003/08/08)
リチャード・ジョンソン、クレア・ブルーム 他

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<正しいあらすじ>

ここに一つの屋敷がある。屋敷の名前は「丘の家(HILL HOUSE)」
90年前、ヒュー・クレーンという男が妻と娘と暮らすため、この土地に丘の家を建てた。

丘の家には最初から“たたり”があった。

クレーン夫人は新居に向かう途中、馬車が制御不能に陥り、大木に激突、死亡した。
ヒュー・クレーンの下には悲しみと一人娘のアビゲールだけが残されてしまった。

彼はやがて再婚したが、第二夫人も階段から転落死。原因は不明であった。
やがてヒュー・クレーン自身も旅行中に水死。この屋敷には莫大な遺産とアビゲールが残された。
アビゲールは成長しても保育室で暮らし続け、やがて老い、寝たきりとなった。

彼女は自分の世話をする人間として、町娘を雇ったが、この女が丘の家の悪評を広めて回った。
アビゲールは人生最後の日を誰にも見取られず死んでいった。
彼女が助けを求めたとき、町娘はベランダで男と戯れていたからだ。

アビゲールには身寄りが無い為、この屋敷は町娘が相続する事になった。
周囲の人間は、彼女がアビゲールを殺したのではと噂したが、真相は分からない。
彼女は屋敷内にある螺旋階段の天辺。そのバルコニーから首を吊って死んでしまったのだ。

この屋敷には“たたり”がある。
その真相を究明するため、私は町娘の遠縁である現所有者・サナーソン夫人を訪ねた。


<面白みの無い感想>

はい!って事で、今回は1963年の“蠢き系”幽霊映画「たたり(THE HAUNTING)」です。

古き良き幽霊屋敷モノの金字塔ですが、この作品の質を極限まで高めている要因は二つあります。

一つは決して霊自体を登場させなかった事。

低予算を逆手に取り、白黒の映像・恐怖感を煽る音楽・抜群のカメラワーク。

センスとアイデアで低予算を物ともしない上質の作品へと仕上げています。

この辺りは、名匠ロバート・ワイズ監督の手腕と言って差し支えないでしょう。


そしてもう一つは要因は、ジュリー・ハリスの人を不快にさせる演技に尽きるのです。

彼女の予測不能な行動が、常に作品に緊張感をもたらしているのです。

不快に感じるということは、彼女の演技力がそれだけ優れているという証明でもあります

私は信念を持って断言します。(←私がですよ!?そう思っているだけですよ!?)


それでは、上映終了までごゆるりと…。


住み着いた者は例外無く不幸な死を遂げた伝説を持つ「丘の家(HILL HOUSE)」

超常現象を科学的に解明することを目標とするマークウェイ博士は現在の所有者であるサナーソン夫人に
呪われた屋敷の原因を究明する為に、屋敷の調査を行う期間に限り屋敷を借り受ける事に成功します。

たたり1
↑熱意溢れるマークウェイ博士


マークウェイは、数年かけて選び抜いたメンバーを屋敷に招待し、調査を開始します。
選ばれたメンバーは、長年に渡る実母の介護から開放され新たな生活を望むエレナー。

たたり2
↑心病み中のエレナー


第六感に優れ、超能力研究でも優秀な透視能力を証明しているセオ。

たたり4
↑何故かいつも発言に含みを持たせるセオ


屋敷の次期相続人としてサナーソン夫人から調査同行を依頼されたルーク。

たたり5
↑たぶん一番常識人のルーク


調査方法としては、寝る前にその日の感想を書くという親切設計です。

たたり11
↑科学的解明のサジを投げた博士


エレナーは長年の母の介護が影響してか、精神が非常に不安定でありまして、母が無くなった夜に
壁を叩き、助けを求めた母を見殺しにした事に深い罪悪感を感じています。


調査初日から、エレナーとセオが眠る部屋の扉を何者かが叩くなどの怪奇現象が発生します。
翌朝、食事を取っているエレナーとマークウェイの下に遅れてルークが登場。
何か不思議な事はあったかと聞くマークウェイに「廊下で見たもの」と答えるルーク。

たたり6
↑「助けてエレナー、家に帰って」


エレナーは食事の時に姿の見えなかったセオを犯人と決め付け非難しますが、セオをは誤解と言い張ります。

たたり7
↑若干ウザさを増し出すエレナー


その後も続く異変に、エレナーは自分がこの屋敷の求める生贄である事を徐々に自覚し始めますが
母親の死を自分のせいとして責められる姉の家に戻るのは嫌だと、恐怖を感じながらもこの家にとり憑かれたように
徐々に偏執的な執着を表し始め、彼女の身を案じるマークウェイ達を振り回し始める事に…。

着実に進む調査により、マークウェイはこの屋敷の心臓部であるポイントとして呪われた保育室に当たりを付けますが
今はまだその時では無いと、部屋に立ち入る事を躊躇します。

そんな中、夫の身を案じたマークウェイ夫人が屋敷に訪れ、夫に家に帰るよう説得を試みます。

たたり8
↑グレース夫人


しかし、博士は断固拒否。
あっさり拒否され引くに引けない夫人は、自分も調査に加わるといって聞きません。

たたり9
↑良く結婚したなこの二人…。


マークウェイに淡い恋心を抱いていたエレナーは、嫉妬心から夫人に保育室の存在を伝えてしまいます。

たたり10
↑ささやかな復讐


幽霊の存在を信じない夫人は保育室に泊まると言い張りますが、その部屋は鍵が掛かり固く閉ざされています。
しかし、屋敷に戻ったメンバーの目に飛び込んできたのは、まるで誘うかのように口を開けた保育室の扉でした。

結局説得を行うことは出来ず、ルークが部屋の外で見張りを行うことで夫人のわがままを認めるマークウェイ。
皆が寝静まった頃、保育室を見張っていたルークは皆が眠る部屋に酒を飲みに忍び込んできます。
ルークが目当ての酒を口にした途端、突然扉が閉まり飛び起きるメンバーたち。

扉を激しく叩く音、そして扉が何かに押されるように異常な収縮を繰り返します。
妻の身を案じ、部屋を飛び出そうとするマークウェイと彼を止めようとするルーク。
部屋は異様な空気に包まれます。

心病み中のエレナーは、家が狙っているのは自分だと勝手に解釈し、別のドアから出て行ってしまいます。
寄り道をしながら、何とか保育室に辿り着いたエレナーですが、部屋はもぬけの殻。
遅れて部屋にやって来たマークウェイ達と協力して夫人を探す事になります。

しかし、ここで再びエレナーが失踪してしまいます。
夫人を探すだけで精一杯なのに文句も言わずエレナーを探すメンバーたち。

一方その頃…

たたり12
↑エレナー彫刻とダンス中(病んでます…)


その後、何者かに導かれるように螺旋階段を登り始めるエレナー。
駆けつけたメンバー達は口々に降りるよう声を掛けますが、エレナー言う事聞きません。
痺れを切らしたマークウェイは彼女を連れ戻すため階段を上り始めます。

たたり13
↑老朽化で限界の螺旋階段


何とか階段の最上部に接するバルコニーでエレナーに追いついたマークウェイ。
彼に連れられ階段を下りようとするエレナーですが、その時跳ね上げ戸が開き、夫人が顔を覗かせます。

たたり14
↑急にバッチくなってるグレース夫人


バルコニーで夫人を見たと言うエレナーですが、これ以上メンバーを危険に晒す訳にはいかないとマークウェイは調査中止を決定。
病み過ぎのエレナーを早々に屋敷から連れ出します。

この屋敷に執着しているエレナーは帰る場所が無い為に、何でもするから住まわせて欲しいと懇願しますが
メンバーは彼女の身を案じ、ルークに同行を頼み、姉の家に帰るよう強引に車に乗せてしまいます。

その時、野暮用でルークが車を降りた一瞬の隙を付いて車を発進させるエレナー。

自分が逃げようとしても屋敷は自分を手放さないと言うエレナーの言葉通り車は制御不能に陥り
大木に激突死してしまいます。

事故現場に駆けつけ、呆然とするマークウェイ達の下に薄汚れ、直前の記憶を無くした夫人が現れます。
彼女に驚きハンドル操作を誤ったと言うセオに反論するように、自分を見たのは既に大木に激突する
直前だったはずと言う夫人。

マークウェイは丘の家に潜む何者かの誘惑に絶えられなかった彼女を哀れみますが、セオは真逆の考えを口にします。

たたり15
↑ある意味ハッピーエンドです。

エレナーが死んだ事故現場は奇しくも屋敷を見ることなく息を引き取ったクレーン夫人の事故現場であった。


※全体的に非常に優れたホラー映画だとは思うのですが、映画の冒頭部分でアビゲールが保育室で老いていく
  シーンで何故か少女→知らないオジサン→老婆と変化していくのがどうにも解せません。
  真ん中にオジサンが入ってしまった事にどんな意味があったのでしょうか?知ってる人が居たらこっそり教えて下さい。


怖さ:★★★★☆

カナシミ:☆☆☆☆☆

エレナーの不快感:★★★★★
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