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2011-12-21

「ガバリン」~ところでガバリンって何?~

ガバリン [DVD]ガバリン [DVD]
(2002/05/03)
ウィリアム・カット、ジョージ・ウェント 他

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<簡単なあらすじ>

こんにちはロジャーです。
僕の叔母さんが自殺してしまったんだ…。

僕はお金持ちだし、おばさんの家を相続する必要も無いんだけど、ほかに貰い手もいないみたいだし
せっかくだから貰っちゃおうかな…。

最近は本業の方もスランプで、新作も全く発表出来てないし…妻は出て行っちゃうし…。
心機一転、この家で新作を書き始めてみようかな~。

“ドンドン”

だ、誰っ!!?


<簡単な感想>

はい!って事で、今回は1986年の“思い出系”幽霊映画「ガバリン(HOUSE)」ですよ!

原題の「HOUSE」が示す通り、叔母の死を切っ掛けにお化け屋敷を相続した男の話ですが
主演にウィリアム・カット、隣人役にジョージ・ウェントと完全にコメディ映画の布陣です。

監督はスティーブ・マイナー、製作はショーン・S・カニンガムと名作ホラー「13日の金曜日」コンビで
コメディ色ながらポイントを押さえた作りになっているんじゃないでしょうか。

特に冒頭でのエリザベスの首吊りシーンなどは、今見てもドキリとさせてくれます。

良くも悪くも80年代を代表するB級映画のお手本みたいな映画ですね。


それでは、上映終了までごゆるりと…。


ある日、老婆エリザベスが自宅で首を吊って自殺しているのをスーパーマーケットの配達員が発見します。

彼女の甥であるロジャーは大人気のホラー小説家ですが、ここ数年は過去作品のサイン会などで
辛うじて知名度を保っている体たらくで、妻やマネージャーにも愛想を付かされてしまっています。

ガバリン1
↑笑顔が素敵な優男のロジャー先生


ガバリン2
↑ちなみに(元)妻は人気女優のサンディ


小さい頃に両親を無くしているロジャーは叔母の死によって彼女の豪邸を相続する事になります。
幼い頃を過ごしたこの家の悪夢を見た夜に、居ても経ってもいられず荷物をまとめ家を飛び出すロジャー。

邸宅は既に売却の準備が進められており、ロジャーは不動産業者の男と共に邸宅を回りながら、かつてこの家で
起こった出来事を思い出していきます。

ガバリン3
↑実に胡散臭い不動産屋(この直後に不注意からロジャーを殺しかけます)


実はこの家のプールでは、ロジャーとサンディの息子であるジミーが神隠しに遭い、発見される事無く今に至る
ロジャーにとっても辛い思い出の残る場所であるようです。

ガバリン7
↑ものすごい笑顔で“この家”の仕業と言うエリザベスおばさん


ガバリン8
↑デリカシーの無いおばさんにブチ切れるサンディ


ロジャーは息子の思い出が残るこの家を売却する事を取り止め、この家に移り住み執筆活動を行う決心をします。

ロジャーは次回作としてベトナム戦争で従軍していた体験談を執筆しはじめますが、早速その晩に
亡くなったはずのエリザベスおばさんの幽霊に遭遇します。

ガバリン9
↑普通に出てきちゃうエリザベスおばさん。


翌日の晩、時計が12時を指した時に2階の納戸を開けるといきなりモンスターが登場。

ガバリン11
↑もうなんだか分からない…


なんとか扉を押し返し閉じ込める事に成功したロジャーは自費でビデオカメラを揃えまくりモンスターと
対決する準備を行います。

ガバリン12
↑フルスペックのロジャー先生


全てのビデオカメラを作動させ、ノブに結びつけた紐を引くと同時に大急ぎで外まで避難するロジャー。

ガバリン13  ガバリン12-1
↑まさに完全シンクロ                             (↑注:同年公開の名作 プラトーンより)


ガバリン14
↑散歩中の隣人ハロルドに見られちゃう先生


怪物が夜の12時にのみ現れる事に気付いたロジャーは大急ぎで再び扉の前に…

ガバリン16
↑緊張の一瞬


ガバリン17
↑考えられないタイミングで差し入れにやってくるハロルドさん


ハロルドの登場で、今夜の幽霊探しを諦めたロジャーはハロルドと夕食を食べながら彼に幽霊に襲われた事を
真剣に話しますが、当然の如く一向に信じてもらえません。

その上、ロジャーを心配したハロルドに自分の手帳を盗まれ、サンディにも見舞いに来てもらえるように
勝手に電話されたりしてしまいます。

ガバリン19
↑赤の他人の話を素直に聞くサンディ


ガバリン20
↑女優の連絡先を聞き出すサイコな隣人


翌日、新作を執筆中のロジャーの背後で物音が…。
見れば壁に掛けてあるカジキマグロのぬいぐるみ剥製が暴れまくっています。
とうとう堪忍袋の尾が切れたロジャーは、アトリエに置かれていたショットガンを持ち出します。

何とかカジキを片付けますが、今度はスコップ達に襲われ逃げ出すはめに…。

ガバリン21
↑早く家を出た方が良いと思う…


何とそこへ、サンディが尋ねてきます。

ガバリン22
↑やけに仲が良い二人


ショットガン片手に興奮しているロジャーを心配するサンディですが…

ガバリン23
↑子供に見せたら軽くトラウマの古き良き造形ですね♪


突然化け物に変身したサンディをショットガンで殺害したロジャーですが、落ち着いて死体を確認すると
本物のサンディが血を流して死んでしまっています。

ガバリン24
↑もう人生メチャクチャのロジャー先生


銃声を聞いたハロルドは、てっきりロジャーが自殺を図っていると勘違いして警察に通報します。

ガバリン25
↑余計な事だけ仕事が早い隣人


急いで死体を隠して事無きを得たものの、何時の間にか死体は消えてしまっています。

その時、再びサンディに化けていた化け物に襲われるロジャー。絶体絶命です。
しかし、間一髪のところで扉を開けると、先程まで自分を追い掛け回していた農具たちが…。

ガバリン26
↑ロジャーを殺したくて仕方ない農具たち


ガバリン27
↑思ったよりも脆かったモンスター (フリーザ様の最後に似ています…)


処分に困ったロジャーはモンスターをシートに包んで裏庭へ…

ガバリン28
↑一仕事終えた男の背中


その後、おざなりになっていた納戸の中にいる化け物を退治するため、映画を観ようと偽ってハロルドを呼び出します。

ガバリン29
↑実は大きなアライグマだったと抜かす嘘つきのロジャー先生


何とか撃退に成功したかに見えたロジャーたちですが、モリ銃から伸びている紐がロジャーの足に絡まり
納戸の奥の世界に引きずり込まれてしまいます。

そこは、かつて自分が戦ったベトナムの戦場でした。
目の前に倒れている男性を見ると、それはかつて自分が救う事の出来なかった戦友のベンです。

彼は重症を負った痛みで錯乱しており、自分を殺してくれとロジャーに頼みます。

ガバリン32
↑ドクターキリコを思い出す名シーン


「助けを呼んで戻ってくる!」とその場を離れるロジャーですが、直後にベトナム兵に連れ去られてしまうベン。

ガバリン33
↑怒りの矛先は何故かロジャーへ


ベトコンに襲われながら、必死に光に向かって走り、何とか元の世界に戻ったロジャーはベンを救えなかった事を悔やみます。

泣きながらベッドに横たわっていると、突然何かに気付いたロジャーは叔母のアトリエに向かい彼女が
死の間際まで書いていたという未完の絵に掛けられたタオルを剥ぎ取ります。

ガバリン35
↑息子は鏡の奥にいるらしいよ…


ジミーが生きていると感じたロジャーは急いでバスルームの鏡に向かって椅子を投げつけると
そこは異世界への入口になっているようです。

魔物に襲われながらも、辿り着いたのは先程の様なジャングル。(てか、たぶん一緒)
その川辺に置かれた檻の中には、死んだと思われていたジミーが当時の姿のまま捕らえられていました。

ガバリン38
↑まさかずっとココにいたのかしら…


ジミーを助け出し、再び川の中へと潜って行く二人。しかし、その背後には黒い影が…。
水中を進み、光に向かって浮上すると、そこは見慣れたプールでした。

ガバリン39
↑喜びを分かち合う親子


全てを終えたロジャーはジミーと共に玄関へと向かいます。しかし、扉の先には…

ガバリン40
↑憑いて来ちゃったベンさん


「お前が俺を殺して楽に死なせてくれなかったせいで、あの後ベトコンに酷い拷問を受けたんだぞ!」と怒り心頭のベンさん。
お前にも苦しみを味合わせてやると、お化け屋敷を舞台にどうでもいい追いかけっこが始まります。

ガバリン41
↑スタート直後で弾切れを起こすお茶目なベンさん。


しかし、殴っても蹴っても全く堪えないベンに、徐々に追い詰められていくロジャー。
とうとう、何時の間にか家の中に出来た謎の崖に追い詰められてしまいます。

ガバリン42

ガバリン43
↑マンガ・ゲームでお馴染みの足踏みつけ


しかし、片手でベルトを外したロジャーはベンの絶えず在る一瞬の隙を付いてベルトを巻き付けると
そのまま、崖の下に引きずり落としてしまいます。

ガバリン44
↑マジで可哀想になってきた…


ようやく、ベンを片付けたロジャーですが、先に逃がしたはずのジミーが居なくなっています。
慌てて息子を探すロジャー。微かに自分を呼ぶジミーの声が聞こえてきます。

声の鳴るほうに進んでいくと…

ガバリン45
↑ベンさんの不死身設定が発覚!


お前を苦しめる為に、息子を殺してやると息巻くベン。
決死の覚悟で、ジミーを助けるために手を出したロジャーの手首を切り落としてしまいます。

しかし、どういう理屈か全くダメージの無いロジャー(納戸の化け物には傷付けられてましたが…)

ガバリン46
↑急に強気になるロジャー


強引にジミーを奪い取ると、ベンが持っていた手榴弾を仕込み「あばよっ!」とスタコラ逃げ出してしまいます。

ガバリン47
↑肋骨にハマり手榴弾を取り出せないベンさん (もう涙目です…)


直後に起こる大爆発。

呪われた家はベンもろとも燃え始めてしまいます。
外からその惨劇を呆然と見つめるハロルド。

するとそこへ、ハロルドからお見舞いに来るように頼まれていた本物のサンディが到着します。

ガバリン48
↑到着早々大混乱のサンディ


家の中から、死んだはずの我が子を抱えて登場するロジャー。

ガバリン49
↑もはやヒーローの風格が…


ロジャーの手を離れ、母の下へと走るジミー。抱きしめるサンディ。

ガバリン50
↑超爽やかなハッピーエンド


※最近のホラーはバッドエンドを良しとする後味の悪さを強調する作品が多くなりましたが
  こういうのもやはり良いですね。まぁ、ほとんどコメディですからね。

  実は割愛しましたが途中で尋ねて来る親子は一体何者だったのでしょうか?英語力の乏しい私は
  字幕を頼りに映画を見ていますが、正体不明ですよね…?
  てっきり幽霊なのかと思ったんですが、特に何も無く終わってしまったような…。まぁ、特に気にしていませんが…。


怖さ:★☆☆☆☆

カナシミ:★★☆☆☆

ベンさんのカナシミ:★★★★★
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