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2012-04-22

「Hotel」~密着!新人ホテルマン24時~

Hotel [DVD]Hotel [DVD]
(2007/03/02)
フランツィスカ・ヴァイス、ビルギッド・ミニッヒマール 他

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<あらすじ>
本当に、なに一つ起こらないのだという事を心に良く銘記していただきたい。


<感想>
はい!って事で、今回は2004年の“何も起こらない系”サスペンス映画「Hotel(Hotel)」です。

シドイ!シド過ぎる!!何をどう間違えればこんな映画が出来上がってしまうのか!?

この作品には、ヨーロッパ特有の暗さもあるし役者の演技も決して悪くない。

ストーリーだって、ありきたりではあるものの、決して悪い題材で無い。

雰囲気も良く、思わせぶりな演出もその後の展開を煽る良いアクセントだ。


それじゃ何が酷いかって?よくぞ聞いて下さいました。

この作品の凄まじさは、広げた大風呂敷を全く畳まないところにあるのです。

もう少し詳しく言えば、張った伏線を一つも回収しないまま終わるのであります。

これは「ぼかした表現」とか「謎を残したまま」といったレベルを遥かに超えてしまっています。

分かりやすく言わせてもらえば、この映画は「90分映画の40分部分でエンドロール」が流れてしまうような
ある種の酩酊感を与えてくれます。

「あれ??夢でも見てたのかな?」←残念ながら現実です。


それでは、上映終了までごゆるりと…。(今回は分かりやすくなっております)


・イレーネは、鬱蒼とした森を望むホテル「ヴァルトハウス」へ住み込みホテルマンとしてやって来る。


・この森には“森の女”という魔女伝説が残っている。伏線①
ホテル1


・イレーネの前任者であるエーファという女性は突如として失踪している。伏線②
ホテル2


・割り当てられた住み込み用の部屋の引き出しから、エーファのメガネを見つける伏線③
ホテル8


・何かを隠しているらしい死んだ魚のような目をしたスタッフ達。伏線④
ホテル3


・慣れない仕事ながらも、故郷にいる両親に心配を掛けぬように必死で仕事をこなしていくイレーネ。伏線⑤
ホテル4


・同僚にネックレスを貸して欲しいと頼まれるが、お守りだと言って断る。伏線⑥
ホテル5


・仕事終わりに同僚と行ったクラブで、デザイナーを夢見るエリックという男と互いに惹かれあう。


・いつの間にか付き合っていたエリックと一緒に、森の中にある“悪魔の洞窟”へと入る。


・そのデートの帰りに、警察と思われる男達が、近くの池を捜索している。伏線⑦
ホテル6


・部屋の中で変な匂いがすると管理人に訴えるイレーネ。伏線⑧
ホテル7


・その夜、プールを使用したイレーネは、外していたネックレスが無くなっている事に気付く。


・森の中に落ちていたというネックレスが戻ってくる。


・地下室の点検時に開けていたはずの扉が閉まっている。伏線⑨
ホテル9


・クラブでのデート帰りに、エリックを自分の部屋に連れ込む。


・エッチ後に、エリックが照明スイッチと間違え、非常警報ボタンを押してしまい、責任問題になる。


・対応した管理人夫人への謝罪の際に、エーファの事を聞くと、部屋から出て行けと凄まれる。伏線⑩
ホテル10


・森の中で、恐ろしいものを見る(という描写がある)伏線⑪
ホテル11


・上司にしばらく休暇が欲しいと相談するが、良い返事を貰えない。


・同僚から、警察が池で何かを見つけたらしいと聞かされる。伏線⑫
ホテル12


・管理人夫人が、やって来た刑事にエーファ失踪の手がかりを掴んだと伝えられている場面を目撃する。伏線⑬
ホテル13


・一人で、再び“悪魔の洞窟”へと入ってみる。伏線⑭
ホテル14


・実家に帰るため、同僚に嘘を付き、週末のシフトを交代してもらう。


・交代した見返りにお守りのネックレスを貸すことになる。伏線⑮
ホテル15


・その夜、仕事の息抜きに外へ出たイレーネは、出て来たはずの扉に鍵がかかっている事に気付く。伏線⑯
ホテル16


・何者かに導かれるように、背後の暗い森へと足を踏み入れる。


・立て続けに、2回エレーネの悲鳴が響き渡る。


・エンドロール






































えっ?(゚∀゚)

ええっ!?(゚∀゚)

終わっちゃったYO!!


魔女の件とかエーファの件とか部屋の変な匂いとか勝手に閉まってるドアとかネックレスの由来とか…
みんな、み~んな、関係ないのであります。

故に見ているこっちは、半端じゃない“おいてけぼり感”を味わうことが出来ます。まさに夢を見た気分です。


※少しだけ、補足として…
 
 伏線④について
 管理人のリービッヒ夫人は、自らを罪人として熱心にマリア様への祈りを捧げている。
 伏線⑩・⑬と合わせて、彼女がエーファ失踪に関与している事。エーファと同僚以上の関係であった事は読み取れます。
 
 伏線⑤について
 イレーネは、2度ほど家族に電話をしている描写がありますが、その度に父親は不在のようです。
 その表現に何かの意味を汲み取る必要は…特に無かったようです。(いや、2度目は近くに居たのかも知れない…)

 伏線⑥について
 同僚は、事あるごとにネックレスを求めてくる。
 もし、悪魔崇拝や黒魔術が関係しているなら、そのネックレスを媒体としているのでしょうが…。それも謎です。
 

※映像や主人公を取り巻く陰湿な雰囲気は確かに良く表現されています。
  しかし、やはり作品としては駄作だと言わざるを得ないのは仕方ないのである。

※ところが、この作品の監督は「ルルドの泉で」の成功も記憶に新しい女流監督ジェシカ・ハウスナーなのです。
  長編デビュー作の「ラブリー・リタ」も評価を受けているようで、才能ある監督として世界で認められています。
  実はこの作品は「誰も知らない」の柳楽優弥くんが男優賞を受賞した事でも話題になった
  第57回のカンヌ国際映画祭「ある視点部門」に出品されています。
  つまり、単純な怖さでは無い“何か”を追求した映画なのですが、館長にはそれが全く見えてきません。
  
 考えられる可能性は5つ。
 
 ①監督が、その場の感性で撮ってしまった映像のため、ストーリーや恐怖など関係無しのまさに自己満足映画。
 ②監督は、イレーヌの感じる正体不明の恐怖を演出し、文字通りイレーヌの「ある視点」の表現に成功していた。
 ③監督が表現した恐怖は、ホラーファンにとって実は全く怖いものでは無かった。(普通の人には分かりません)
 ④館長が見たDVDは、大事な部分が全てカットされているヴァージョンである。
 ⑤館長の感性が世界水準とかけ離れている。

館長としては①と②と③と⑤の合わせ技ではないかと睨んでいます。


怖さ:☆☆☆☆☆

カナシミ;★★★★★

監督の異常なオチセンス;★★★★★
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Re: タイトルなし

少し真面目な話をすると、意味が分からないモノ(人の理解の及ばないもの)への恐怖を描いている
映画だと思うのです。まぁ、意図としては分かりますが…。

良く、この手の映画は「俺には分かる」みたいな人が評価して、分からない奴はセンスが無いなんて風潮がありますが、そんな遠慮は不要です。つまらないモノはどんな時であれつまらないのです。

館長さんのおさらいを読んでも
何も解りませんでした。
何を描きたかったのでしょうか??

ハムスターのベック

時々エサをあげてください。
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