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2012-07-01

「処刑男爵」~ご先祖様は殺人鬼~

処刑男爵 [DVD]処刑男爵 [DVD]
(2002/09/06)
ジョセフ・コットン、エルケ・ソマー 他

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↑イメージ探してくるのが面倒で…(ゴメンナサイ…)


<感想>

はい!って事で、今回は1972年の“よみがえり系”映画「処刑男爵(BARON BLOOD)」です。

イタリアン・ホラー界の最重要人物マリオ・バーヴァと、名優 ニコレッタ・エルミ ジョセフ・コットンがタッグを組んだ本作。

ドラキュラ伯爵ばりの、キ○ガイご先祖様を、面白半分で蘇らせようとしてみたら本当に蘇ってしまいました。
という安易な設定もあり、バーヴァ監督作品としては中レベルの出来でしょうか。

しかし映像は一級品で、この辺はバーヴァ監督の面目躍如といったところ。

男爵役として登場するジョセフ・コットンとカール役のマッシモ・ジロッティは、もう少し丁寧に描いても良かった。
せっかくジジイ同士ですし、ここの掛け合いはもう少し、主軸に合わせても面白かったかも知れませんね。

また、館長が大好きな“悪魔っ子”ニコレッタ・エルミが出てくるのも評価ポイントです。(今回は別に悪魔じゃ無い)
エルミがバーヴァ監督と組むのは、本作で2回目。1回目はスプラッター映画の古典である「血みどろの入り江」でした。

本作では、少ない登場シーンながら、重要なキーワードや、事件を解決するための助言を行うなど
超能力の存在を仄めかす少女として、純粋ながらも少し不気味な、おいしい役回りを演じています。

1960~70年代はイタリアン・ホラー全盛の時代。その礎を築いた巨匠の作品を味わいましょう。


それでは、上映終了までごゆるりと…。


学問を重んじるクライスト家の“スネかじり”ピーターは、修士号を取得したと同時に、勉学から離れたい一心で
「自分探し」の名目の下、クライスト家のルーツであるオーストリアへと降り立ちます。

処刑男爵1
直ぐに総合案内に呼ばれちゃうピーター (迷子のようで、ちょっと恥ずかしい)


どうやらピーターの先祖は“処刑男爵”と呼ばれた、泣く子も黙るキ○ガイだったらしく
地元の人間に恐れられる伝説的な存在で、彼の建てた城も「悪魔の城(シュロス・デュ・トュフェルス)」
などと呼ばれて、地元の人は寄り付きもしません。

この先祖に、並々ならぬ興味を持つピーターは、空港に出迎えたカールおじさんと共に
早速、悪魔の城へと向かいます。

城は、外国人専用のホテルとして利用する為に、目下工事中。
ピーターは、その現場で国有記念物の保存を担当しているエバと出会います。

処刑男爵2


その夜、エバも交えて、カールおじさんの家で食事をとるピーター。やがて話は“処刑男爵”へと…。
おじさんの娘であるグレッチェンは、学校帰りに男爵を見掛けたと、キ○ガイ染みた主張を続けます。

処刑男爵3


うんざりした母親が、娘を連れて席を離れると、ピーターは、一家に伝わる「エリザベス・ホリー」について
二人から話を聞きだそうとします。

エバとおじさんによると、エリザベスは、処刑男爵が恐れた魔女で、拷問の末に、火炙りにされてしまったようです。
彼女は、死の直前に男爵に呪いをかけ、その呪い通りに男爵は命を落とします。

ピーターが持参した紙切れには、男爵を復活させ、再び死の苦しみを味わわせるための呪文も
残されており、ピーターは、渋るおじさんに内緒で、エバと共に深夜の城に潜り込むと
男爵の殺された部屋で、例の呪文を唱えてしまいます。

処刑男爵4
どうやら死んだときの状態で復活するらしい…。


伝説通り、男爵の復活を示す鐘が城内に轟くと共に、扉をこじ開けようとする何者かの気配が…。
その日は、管理人の悪戯と決めつけ、不穏な空気を感じながらも、何事も無く城を後にした二人…。

翌日、再び城を訪れた二人は、管理人が昨日付けで解雇されている事を知らされ、困惑します。
真相を確かめる為に、夜を待って再び城に潜り込む二人ですが、相変わらず漂う不穏な空気の影響か
呪文を書き記した紙切れは、風に飛ばされ暖炉の中へ…。ついに男爵を復活させてしまいます。

処刑男爵9
ほぼ初対面の男に無茶を言うエバ


しかし、子孫に無様な姿は見せられないと、復活したその足で村の医者を尋ねる男爵…。

処刑男爵6
焼けてる割に服は綺麗です。


全身が焼け爛れたその体を見た医師のヘッセは、直ぐに応急処置を行い、整備の整った
大きな病院へと入院手続きを行おうとしますが、背後から近づいた男爵に殺されてしまいます。

その後も、城を中心に殺人事件や神隠しが多発する中、城の所有権を掛けたオークションによって
アルフレッド・ベッカーなる老紳士が、この城の新しい城主となります。

処刑男爵8
えっと…ホテルとして買い取ったんでしょうか…?


エバは、引き続き、ベッカーの下で城の文化財管理を行っていますが、遂に彼女までもが
処刑男爵に標的にされてしまいます。

間一髪のところで、ピーターが駆けつけ事無きを得ますが、寮へと戻ってからも男爵による
執拗な責めに、半狂乱のまま、カールおじさんの家に転がり込むエバ。

どうやら、本当に男爵を復活させちゃったらしいと感じたピーターたちは、大学教授を務めるカールおじさんに
協力を依頼。最初は半信半疑のおじさんも、二人の剣幕に押され気味です。

処刑男爵10


おじさんの紹介により、かつて大学で行ったESP実験で、驚異的な成績を残した霊能力者の
クリスティーナに協力を要請しますが、彼女は頑なに協力を拒みます。

しかし、ピーターたちの覚悟を感じ取ったクリスティーナは、エリザベスが眠る場所へと
彼らを案内し、降霊を行います。

処刑男爵11
この人が呪文を教えてくれれば解決なのでは…?


クリスティーナの口を借りたエリザベスから、男爵を滅ぼす呪文を失った事を責められたり
男爵を蘇らせた事を感謝されたり、男爵を滅ぼせるのは、男爵に殺されたものしかいないこと。
エバとピーターは、その滅びへと誘う力があることなどを、一通り伝えられます。

困惑しながらも、その場を後にした彼ら。
自宅に戻ったクリスティーナの下に男爵が訪れ、彼女さえも殺されてしまいます。(いや、多分ですけど…)

警察の捜査も一向に進展せず、ピーターたちの証言も「処刑男爵が復活した」などという常識を超えた
ものであった為に、警察もニヤケ顔。解決の目処すら立ちません。

警察からの帰り、カールおじさんは、娘の通学路が事件の多発している付近である事に気付き、急いで娘を探します。

処刑男爵12
男爵と鬼ごっこ中のグレッチェン


城の付近で、膝を擦りむき倒れているグレッチェン。
転んだだけという彼女に安心するカールたちですが、彼女は「おばけ」を見たと主張します。

処刑男爵13
まさに圧倒的な存在感!!良い表情です!


ベッカーさんを心配した彼らは、その足で城へと向かいますが、ベッカーさんは気にも留めていない様子。
それどころか、ようやく改修が終わったために、今夜再び招待したいと、どこかへ行ってしまいます。

自宅に戻ったカールたちに「あの人は亡霊だ」と言うグレッチェン。
子供の戯言にも思えますが、男爵が復活した今となっては、ベッカーさんは、非常に不気味な存在です。

処刑男爵14


彼が男爵だとすれば、城へ向かうのは危険だと説くカールおじさんに対して、ピーターは真実を知るためにも
この誘いはチャンスだと、城へ向かうことを主張します。

しかし、どうやって男爵を倒すのか分からない。頭を悩ませるバカ三人にグレッチェンが再び助言を…。

処刑男爵15


その言葉に、クリスティーナから託されたエリザベス・ホリーの遺品であるアミュレットを手に
再び、城へと舞い戻ったピーター・エバ・カールの三人。

上機嫌で、城を案内するベッカーさん。
三人はその態度に、彼が処刑男爵である確信を強めます。

処刑男爵16
串刺しをイメージした芸術作品


処刑男爵17
拡大図。 (注:本物です)


処刑男爵18
昔の思い出はカセットで再現。


自慢の地下室を見終わった後、彼らを引き止めさえしない男爵に拍子抜けをしながらも、この場から
逃げようとするエバやカールに対して、当初の目的を思い出したピーターは、一人引き返そうと必死です。

処刑男爵19


ギャーギャー騒ぐ三人の背後に近づいていた男爵は、カールおじさんの知的好奇心の無さを嘆くと共に
自身の脅威となるピーター・エバを葬るために、三人を地下室へと監禁してしまいます。

処刑男爵20
ちっとも効果の無いエリザベスの遺品。


地下室に響き渡る絶叫。
期待した話も聞けずに、ただただ痛めつけられるピーターも涙目です。

処刑男爵21
楽しくて仕方の無いベッカーさん。


一人拘束を逃れていたエバは、アイアンメイデンに納められた城の管理人フリッツの死体に驚き
手に持っていたアミュレットを死体の上に落としてしまいます。

輝き出すアミュレットに呼応して、動き出すフリッツの死体。そして苦しみだすベッカーさん。
座り込み、復活したままのバッチイ姿に戻った処刑男爵の周りに、続々と彼の犠牲者が集まってきます。

処刑男爵22


エリザベスの言葉通り、男爵に殺された者たちによって、縛り付けられ、痛めつけられる男爵。
その隙に逃げ出す事に成功したピーターたちは、決して戻る事のない、この城を後にしました…。

処刑男爵23
最後はエリザベスの一人勝ち


※エルミは、ピーターとエバが男爵を復活させる以前から、男爵を見たことがあると発言しています。
  一体何を見てたんでしょう…。


怖さ:★★☆☆☆

カナシミ:★★☆☆☆

男爵の俗物度:★★★★★
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Re: タイトルなし

確かにおっしゃる通りでしたww

しかし、大昔から復活した割には、社会に適合するの早過ぎです。浦島太郎にも見習ってほしいです。

大きな病院へ行けば、殺りたい放題だったかも。。。

「クリスティーナの口を借りたエリザベスから、男爵を滅ぼす呪文」を聞き出せば、映画、そこで終っちゃいますね。

これは尺の問題ですね。ククク・・・

ハムスターのベック

時々エサをあげてください。
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